元気せつなくも笑えるQBC小説・夜叉嫁戦記vol.15

Posted:2014年07月30日
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気づくともう夏休みです!

最近は忙しくて、休日は、なかなか子供と一緒に遊びに行くことが出来ずにいます。

相変わらず、夜叉は自由奔放に休日を好きに過ごしています。

どうも清貞です。

 

前回はミーさんの浮気の誘いを断って帰ったところまででしたね(笑)

今回はその後の話です。

 

悪い事をしていないのに、何故かドキドキしながら家に帰り着きました。

家の玄関から「ただいまー」とドアを開けて入ると、

信恵はニヤニヤと笑いながらテレビを見ていました。

私は今日あった事を正直に話すか?それとも秘密にして話さないべきか?

内心の焦りと葛藤に悩みながら考えました。

 

私は決断しました!

解決したから秘密にしておこうと。

 

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その日何事もなかったように私は伸恵に、

「いまからご飯作るね」と言い

テレビに集中する信恵を背に、台所で料理をつくっていました。

しばらくして、ブーッ、ブーッ、ブーッと

携帯電話の3回バイブ音が聞こえてきました。

私はいつもの事だと思い、そのまま料理を作り

いつも通り、信恵と食事、家事、風呂と、普段通りの休日の日課を終え、

明日からの仕事に備える準備をしていました。

ふと、携帯を覗くと、ミーさんからメールが来ていました。

 

恐る恐る携帯を見てみると、

「今日も送っていただき、有難うございました。

今回は断られましたが、私は諦めた訳ではありませんので、今後も宜しくお願いします(絵文字)」

私の頭はこの内容に対して恐怖を感じました。

 

そこに突然、信江が「最近、ミーさんよくあんたに家まで送ってもらうね?」

と、まるで浮気を持ちかけているミーさんを知っていて、私を牽制するように話しかけてきました。

私はとっさに「あ、あーなんか最近、心開きすぎみたい(苦笑)」

と真実を述べるかどうか葛藤している最中に出た言葉でした。

 

信江は「あ、そう。いいんじゃない(笑)」

この笑顔がなぜか私はとても恐ろしく感じていました。

後で笑顔の裏側に夜叉の影が写るようでした。

 

つづく

 

では次回まで。

  
  
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