元気せつなくも笑えるQBC小説・夜叉嫁戦記vol.14
だんだん暑くなってきましたね。これからいよいよ夏本番。 夏休みも始まりました。ここから色々な出会いがあり、恋愛⇒結婚に発展していくかもしれません。 ただ、結婚となると、かなり重要な判断が必要ですよ! 男女は結婚に当たり価値観が合わないといずれは離婚に繋がります。
男性は女、賭け事、酒、タバコに注意です。 女性は、家事、育児、女性磨きを怠らないように。 因みに私は家事、育児は怠っていません。 タバコ、賭け事、酒、女も注意しています。 ただ一つ最近男磨きはできていないです(笑)
さて前回の続きです。 私は車内で、ミーさんに付き合う?(浮気)を持ちかけられました。 即座に私は、ミーさんの告白を断りました。 私に断られてうな垂れているミーさんの姿を見て、私は、更に畳み掛けるように 「それに、ミーさんにもご主人がおられるでしょう?ミーさんだって、もし浮気されたら嫌でしょう?」 と優しく諭し、ミーさんの言葉が過ちである事を認識させるとともに、 自ら反省する言葉が出てくる事を想像していました。
しかし、私の畳み掛けた言葉に反応して出た言葉は私の想像を絶するもので、 「別に大丈夫です!前にもバレた事があったんですが、逆に、私に泣きついてきたんで。。。(笑) だからお願いします!本当に遊びの関係で全然大丈夫ですから!」
「えー!!(汗)」
私は想像を超えた回答に焦りました。 「それに、彼女ならいいじゃないですか? どうせまだ結婚してないんだし、何も問題ないですよね? それに悩んでいるぐらいなら、自分に出来る事はすると、さっき言ったじゃないですか?」 ミーさんは顔に似合わずゴリ押しの言葉攻めを掛けてきました。
私「い、、、いやそれは、絶対だめです!!」 と誘い言葉の猛攻撃に対抗するように、自らの意志を貫き通しました。 ミーさんは「え~?なんで?何も損する話じゃないのに~。 普通の男の人だったら絶対OKするのに、初めて断られましたよ~」
この人は今まで夫をどれだけ悩ませてきたんだろう?と内心腹立たしくなりました。 私は「今のご主人と何で結婚したんですか? そんな簡単に浮気するぐらいイヤなら別れたらいいじゃないですか?」 と怒りを抑えながら言うと、 ミーさんは「嫌いだからで浮気していたわけじゃないんです。興味を持ってくれないから、、、」 と悲しげな表情で言い出しました。 気がつくとミーさんのマンションに着いていました。
私は「ま、とにかく、この話はなかった事でまた来週宜しくお願いします。」 とミーさんに告げると、 「今日も送って下さって有難うございます。じゃあまた来週」 と、ミーさんは少し悲しげに帰って行きました。
夫婦として長く暮らしていると、だんだん失われていく「恋愛感情」についての根深い部分を感じさせられるミーさんの言葉でしたが、 私はそれ以上に、 「こんなことがまた嫁の信恵にバレて誤解されたら、次はどうなるのか?」 と内心怯えながら、家路に着くのでした。。。
この続きはまた次回まで。
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