元気せつなくも笑えるQBC小説・夜叉嫁戦記vol.17

Posted:2014年08月27日

皆さんこんにちは清貞です。
そう言えばお盆休みはどう過ごされましたか?お盆は色々と忙しい方々、特にお仕事で休みがとれない方々。本当に有難うございました。

そういった方々の陰ながらのお力添えがあるからこそ、良い休日を過ごせる人たちがいます。

最近はなんでも当たり前で考える人が多いようですが、そういう方々の事をしっかり理解し、行動していきましょう。


さて、本題です。

このごろ、やっと経済的に安定してきたので、子供が欲しいと考え、信恵に伝えようと思いました。
私は以前より幸せな家族を作る事が願望でした。


理想は嫁、上は長女、下に長男の最低でも4人。

以前、信恵に話した時は「女の子2人、もしくは3人欲しい」と言っていたので、子供作りにはすぐに賛成してくれると思っていました。

 

私は信恵に、「もうそろそろ生活にも余裕が出てきたし、子供を作る準備をしていいんじゃない?」と言いました。

すると、全く興味がないように、「えーまだいらないんじゃない?」と一言。

赤子は天からの授かりものというぐらい、非常に難しい事。。。
また、無事に産まれる事がいかに大変な事か。

赤ちゃんは本当に大切ですよ!本当に大切な命です!重要なことですよ!あ、すいません。つい感情が高まりました(汗)


そして、子供の誕生するまでの大変さや困難、親になる私たちの体調管理、最悪の場合の対応方法などをいろいろと話しあいながら、何とか子作りの初夜を迎えたのでした。

1409101994_1.jpg


一か月後。

友人と糟屋町にあるイオンモールへ遊びに行った帰りに、となりの宇美町にある宇美八幡宮に寄りました。

境内に「湯方殿」という社があり、傍に、こぶし大の「子安の石」が奉納されています。


妊婦は安産にあやかろうとこの石を持ち帰り、お産の鎮めとします。

そして無事にお産が終わった後、別の新しい石に生まれた子供の成長を願い、その子の「性別」「名前」等を書き、預かった石と共に新しい石を添えてお返しする習慣があります。


ちょうど、冬に入ったころでした。

昨年の冬に信恵と結婚した事を思い出して、竈門神社で願いが叶った「水鏡」をふと脳裏に浮かびました。

もしかしたら、、、と思い、私は「湯方殿」に、こうお参りしました。
「子供が授かるならば、女の子が生まれますように。その次は男の子を宜しくお願いします。」と

友人は帰りに
「これで帰ったらきっと嫁さんに赤ちゃんできてるよ(笑)」と言って私をからかいました。

私は「それはさすがにないでしょう!(笑)」と言って、他愛もない会話をしながら、友人と別れて家に帰り着きました。



家に帰ると、嫁は留守でしたが、すぐに信恵が帰ってきました。

私は信恵に「どこに遊びに行ってたの?」と聞くと

信恵は「病院」とだけ言いました。


「どうしたの?どこか悪いの?」と聞くと
信恵は淡々と無表情で「前からなんか体調が悪いと思って病院行ったら赤ちゃんができてた」と
「え!嘘でしょ!そんな事何かの間違いでしょ?」
私はあまりの出来事に、心に疑惑を感じてしまいました。

たった1回だけで、、、もしかして別に男がいて浮気!?

翌日、

病院に同行し、検査をしてもらいました。

すると、なんと!間違いなく私たちの赤ちゃんでした。神様ってやっぱりいるんだ!
「本当に有難うございます。この子がきっと人々の助けになるように教育していきます」と心に思いました。

しかし、それと同時に、これから更なる苦難のスタートになるとは思ってもいませんでした。

 

今週はここまでです。

 
  
関連情報
2014年09月04日 せつなくも笑えるQBC小説・夜叉嫁戦記vol.18
2014年08月08日 せつなくも笑えるQBC小説・夜叉嫁戦記vol.16
2014年07月30日 せつなくも笑えるQBC小説・夜叉嫁戦記vol.15
2014年07月23日 せつなくも笑えるQBC小説・夜叉嫁戦記vol.14
2014年07月16日 せつなくも笑えるQBC小説・夜叉嫁戦記vol.13

   
  • NETIB NEWS
  • POUCH
  • ROKET NEWS24
  • 女性応援コミュニティ 輝く女性プロジェクト
  • ワールドワイズ
  • スマイルサーチ