元気せつなくも笑えるQBC小説・夜叉嫁戦記vol.12

Posted:2014年07月09日
 

台風が近づいています。

その力は、全て回りの物を吹き飛ばし、破壊して、後に自然に消滅する…

まるでうちのヤシ‥あ、こんにちは清貞です。

これから台風が多くなってきます。

くれぐれも災害にはご注意下さい。

人災もちょっとしたきっかけで、やってきます(汗)

 

前回の続きです。

私は家に到着しました。

 

私は「ただいま!」と元気よく帰宅し、

キッチンの近くにある棚に携帯を置いて、普段と同じように嫁の信恵と食事をしていました。

 

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食事中にメールがきたバイブ音が、ブーッ、ブーッブーッと三回音が鳴り、

いつもの携帯サイトのメールマガジンだと思い、その時間は無視して過ぎました。

 

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私と信恵は食事が終わり、食器を台所で洗い、

信恵はテレビを見て自分の時間に一人浸りながら、大声で笑っていました。

その姿はまさに、大仏さまです。

ふと、さっきの携帯メールが何だったか少し気になり

私はその大声で笑う信恵の後ろで、携帯を開いてメールを確認すると、

そこには、先程マンションに送った「ミーさん」からのメールでした…。

その内容に関しては次のように書かれていました。

 

「今日は遠い場所まで送ってもらって本当に有難うございました。

「これ位お安い御用」と言ってもらえて本当に嬉しかったです。(絵文字)

厚かましいお願いですが、今度も送ってもらってもいいですか?(絵文字)」

 

なんだ?本当に顔に似合わず厚かましいな(笑)

と心に思っていると、大声で笑う信恵は突然、

「今日はいつもよりえらく遅かったね?」

と私に自然を装いながらも疑う口調で訊ねてきました。

私は「今日は遅くなってミーさんを家におくってきた。

今お礼のメールがきたけど、また送って欲しいだって(笑)」

と白夜叉になるのではないかと、

恐れる心を抑えながら、いかにも自然を装って答えました。

嫁は「ふーん、あの人大人しいから、良かったんじゃない?打ち解けた証拠でしょ(笑)」

と意外にも変化する事なく大笑いして会話は終わりました。

 

私は先程の緊張からホッと胸を撫でおろすように安心して

ミーさんの返信メールに「いいですよ」と返信しました。

ミーさんのような主婦は対象外なんだ…とその時はホッと安心したのですが、、、

 

また次回まで。

  
  
  
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