アジア<QBCアジア支局だより>現地直送とっておき情報、台湾グルメ新発見(9)~「花蓮」編

Posted:2014年06月19日

日本人の「台湾」への興味が年々高まっている。台湾と言えば「グルメ」!QBCアジア支局取材部から、日本で発売されているガイドブックにはあまり紹介されていない、現地記者ならではの台湾でのグルメ「とっておき情報」をお伝えします!今回は、「花蓮」からお届けします。

 

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〜花蓮、漁港でつみれを頬張る〜

台湾東部ののどかな街・花蓮(ホワリエン)。花蓮観光、台北や高雄から向かう場合、最低1泊は欲しい(日帰りでも行けないことはないが)。台湾西部の喧噪を離れて、穏やかな空気を味わいながら、のんびりと民宿なんかで過ごすのもよい。

花蓮の漁港にも、台湾の港町ならではの賑わいがある。土日の昼間に行けば、ビールを手にワイワイ騒ぐ地元の人達の姿。日帰り観光で来る台湾人客の姿もある。花蓮の漁港で存在感があるのは魚団子(つみれ)スープの店だ。獲れた魚をつみれにしてスープとして振る舞う。スープの香り付けはセロリ。つみれはサックリとした食感で、薄めの味付け。調味を舌に押し付けてこないのが良い。心地よい日射しが最高の味付けだ。つみれを頬張りながら、漁港独特の粗野な雰囲気を味わうことができる。

 

港口林記鱰魚丸

花蓮縣花蓮市港濱路37號(花蓮港濱觀光漁市)

03-823-6300

 

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〜花蓮の庶民派タンメン〜

大理石の産地として名高い花蓮。町には日本統治時代の面影も残る。「花蓮らしいもの」を求めての旅、結局、辿りついたのは特別なものではなく、台湾の日常の延長にある食べ物だ。台湾の湯麺(タンメン)は店一つ一つに特徴がでる。花蓮の麺店の湯麺。よく出た肉のダシは、日本で例えるならば、牛丼を食べた時に感じる濃厚で甘みも含んだ味わい。醤油風味、肉も柔らかい。麺のツルツル感、コシもちょうど良い。食感は日本の平打ちきしめんに似ている。店は家族連れで賑わっていた。庶民的な雰囲気なのに、味は最高。これこそ、台湾らしさ。長期間滞在したくなる長閑な場所、花蓮。同じ場所に長く居る場合、こういった、庶民的な、毎日通っても飽きない店を発見することで、生活に安定感が出てくる。

 

蓮香麺店

台東市南京路113

電話:089-341-891

 

(アジア支局:亜細亜 渡)

 

 

 

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