元気せつなくも笑えるQBC小説・夜叉嫁戦記vol.8

Posted:2014年06月11日

 

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最近、雨がふり、災害が多く発生します。
こんにちは清貞です。


災害はいろいろな種類がありますが、これから多くなってくるのが自然災害です。
こればかりは人間では完全に防ぐ事はなかなか難しいです。
いざという時の準備は備えておきましょう!
私も、ヤ…あ、嫁に対しても備えを怠らないようにします。
備えあれば憂いなし!です。

 


さて、前回よりの続きです。

 

見る見る白夜叉が、もとの嫁に戻りました。
私は、つくづく良い女性先輩を持ったと、心から感謝して先輩を労いました。
先輩は「大丈夫よ、この子は浮気できるようなタマじゃないし、そんな肝っ玉もないから(笑)」
と私の事をフォローしてくれました。


嫁は「それは分かってますよ~ただ嘘をついた事が許せなかっただけです」と笑いながら軽く言いました。
私は、それなら出て行くなんて言うほど怒らなくて良いんじゃない?と心でつぶやき、

先輩に、「本当に、すみません。おかげで誤解が解けました。
因みに明日の合コンは、一次会が終わったらすぐに帰りますので、後をお願いしても良いですか?」
と聞くと、先輩は快く了承してくれました。


しかし、もう深夜4時になり、私は先輩の帰りが心配で先輩に聞きました。
「明日仕事は大丈夫ですか?」
「ああ、明日は休みだから大丈夫!」と先輩が答えたので、

私は、助けてもらったお礼と帰りの心配も含めて、
「それなら明日、俺も休みだし、夜の合コン一緒に行けばいいし、家に泊まっていったらいかがですか?」と差し向けました。

先輩は「いや、明日の合コン準備もあるから帰る」と玄関へ進み、
「清貞君、次こんな事になったら私は知らないよ(笑)」と耳元で言って、帰って行きました。


しかし、ここで私は言ってはいけない言葉を発してしまっていたのです。
家に戻ると、嫁が白夜叉になっていました。
私は、「え!?さっき先輩から聞いたでしょ!?誤解だって分かったじゃん!」と聞くと
白夜叉は「マジありえん!いくら先輩でも女性を家に泊めようなんて!」
と私の慈善心が仇になりました。


私が「いや、あれは夜遅くに来てもらって、そのまま帰して、事故でもあったら大変と思って言っただけじゃない!」と反論すると、
嫁は「節度がなさすぎる!」と言い荒れ狂いました。
しかし、私は、私のために無理をして助けてもらった相手に対して、あまりに失礼だと少し腹がたったので、
「じゃあ、今の事をそのまま先輩に電話すればいい!?」と言うと「せんでいい!」と怒鳴り、白夜叉は自分の部屋に戻って行きました。
私は、誤解して出て行く嫁を防ぐ事ができましたが、こんな程度の低い、激しい嫉妬心に悩むとは思いもよりませんでした。


皆さん、ある程度は、嫁が嫉妬することは理解できるでしょうけど、全く分からない嫉妬をされるのは、ある意味「人災」です。


可愛さ余って憎さ100倍と言う言葉があるように、嫉妬=好きは、お互いに、バランスを保てるように努力しましょう。

そんな努力を無視して相手が浮気をする人は、男女に限らず、元々そういう人間なので、そこで最後の対処を行いましょう。

 

では次回まで。

 

 
  
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