学ぶカメラのおはなし(その9) 写真撮影テクニック② カメラの設定!

Posted:2019年12月03日
 

 

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カメラのおはなし(その8)、写真撮影テクニックの第2弾

「カメラの設定」について説明します。

 

写真撮影の主な設定は3つ。「ISO感度」、「絞り値」、「シャッタースピード」です。

 

<ISO感度>

ISO感度とは、国際標準化機構(ISO)で策定されたフィルム感度の表示方法です。

デジタルカメラの場合は、撮像素子の感度のことを表します。

最近のデジタルカメラではISO 100~ISO 25600程度まで搭載されているものもありますが、実際にはISO 100~ISO 1600ぐらいの範囲で撮影した方がいいでしょう。

暗いときにISO感度を上げますが、ISO 1600ぐらいから画像にノイズが目立つようになります。

 

<絞り値>

「絞り値」は「F値」ともいいます。

「絞り」は、レンズの中にある絞り羽根を動かし、穴を大きくしたり小さくしたりしてレンズを通る光の量を調整する機能。

F値の数字が小さいほど穴は大きく開き(開放)、数字が大きいほど穴は小さくなります(絞る)。

絞りを操作することでF値を操作することで、センサーに届く光の量を調節することができます。

 

<シャッタースピード>

シャッタースピードとは、シャッターが開いている時間のことです。

シャッタースピードは1秒、1/2秒、1/4秒・・・1/250秒、1/500秒のように表します。

シャッタースピードを速くすると、光が撮像素子にあたる時間は短くなり、シャッタースピードを遅くすると、光が撮像素子にあたる時間は長くなります。

 

カメラを買ってすぐはカメラまかせの「オートモード(Auto、P)」で撮りまくりましょう。

慣れてきたら、「シャッター優先モード(Tv、S)」や「絞り優先モード(Av、A)」を試してみましょう。

「ISO感度」、「絞り値」、「シャッタースピード」の感覚がつかめてきたら、「マニュアルモード(M)」を試しましょう。思い通りの写真に近づきます。

 

 

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次のポイントを押さえておきましょう。

① 手持ち撮影ではシャッタースピードを下げすぎない

  手持ち撮影では、「1/焦点距離」以下にはしないこと。

  50mmレンズでは1/50、100mmレンズでは1/100など、

シャッター速度を下げすぎると手ブレが発生しやすくなります。

 

② ボケは「絞り開放」で撮る

  被写体をクローズアップして、背景をぼかしたい場合は、絞り開放(一番小さいF値)で撮る。

  「被写体に近づく」、「望遠を使う」などでもボケの効果を得られます。

  集合写真の場合は、F値を上げて焦点が合う範囲を広げましょう。

 

③ ISO感度はギリギリ少ない数値で撮る

  カメラにもよりますが、ISO感度は低い方がノイズの少ない写真が撮れます。

  手持ちでフラッシュなしに夜景を撮影するときなどは仕方ありませんが、できるだけISO感度はISO2000以内で撮るようにしましょう。

  夜景をキレイに撮るには、三脚を使いシャッタースピードを2秒、3秒など遅くして撮影するとキレイに撮れます。

 

この3つのポイントを押さえておくと、マニュアル撮影が楽しくなりますよ!

 
 

 

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