学ぶカメラのおはなし(その6) 動画撮影のテクニック② 基本の撮影方法!
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動画撮影のテクニック、今回は基本編です。 一眼レフなどのカメラも通常のビデオカメラも基本の撮影テクニックは同じです。
① やたらとカメラを動かすな!動かす時(パンニング)は、前後で3秒停止! 三脚を使わない手持ち撮影では脇をしっかり締めて、両手を使ってカメラを安定させて撮影するようにしましょう。 被写体を追うとき以外は、できるだけ定点で撮影。 左右にパンニングするときは、ゆっくり肩から回す。 スタートとラストを3~5秒停止することで見やすく、編集もしやすくなります。
② 1シーン5秒!シーンはカットでつなぐ! カメラをだらだらと撮影するのではなく、5秒ぐらいでカットしてつないでいった方が見やすい映像になります。 編集点を考えて、1シーン7~8秒撮影するといいでしょう。
③ やたらとズームは使うな! 人間の目はズーム機能がありません。 極端にズームイン、ズームアウトの多い動画は、違和感を感じやすくなり、気分が悪くなることもあります。 手ブレも起こりやすくなるので、ズームインする場合は、三脚などを使って、何をズームインするのかを決めて、ゆっくりズームアップしていくようにしましょう。
④ 撮影位置を光で決める! 野外で撮影する場合は、できるだけ太陽を背にして撮影するようにしましょう。 作品づくりにはサイド光もおススメです。 動画は、オートで撮ることが多いので、逆光だと被写体が暗くなります。 背景にも要注意。 背景が明るすぎると、測光が背景の明るさに引っ張られて、被写体が暗くなることがあります。
⑤ 雑観カットを撮っておく! 遠景、建物の全体、看板など、場面の移り変わりがわかるカットを撮っておくと編集の切替時に便利で、流れがわかる作品に仕上がります。 季節の景観、運動会、子供の成長記録など、同じ被写体を時期を替えて撮影する場合などにも時の流れを表現できますので、雑観カットはたくさん撮っていた方がのちのち重宝します。
⑥ 編集を意識した撮影を! 最近では、編集アプリなども充実していますので、編集の技術も身につけましょう。 自分で撮ったものを自分で編集すると、撮影テクニックも上達します。 1本の大作より、いろいろな場面をたくさん撮って、たくさん編集すると、撮影も無駄な撮影部分が少なくなり、編集も時短になります。 特に、4Kで撮影するとパソコンにも負荷が大きく、編集に時間がかかりますので、カット割りの撮影、編集がおススメです。 | |
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