特集「西郷どん」を知る(その7) これまでの総まとめ

Posted:2018年06月22日
 

 

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明治維新の立役者の一人として知られる西郷隆盛が主人公のNHK大河ドラマ「西郷どん(せごどん)」放送中。

 

明治維新150年記念の大河ドラマ「西郷どん」を「もっと分かりやすく」をテーマにしたシリーズ第7弾!

今回は、西郷吉之助(隆盛)の前半生、36歳までの年表をたどります。

 

吉之助が27歳(1853年)のとき、ペリー率いる黒船艦隊が浦賀に来航し、開国か鎖国継続かで時代が動き始めます。

翌1954年、ペリー2度目の来航で、江戸幕府は「日米和親条約」を締結。

この年、西郷吉之助は、薩摩藩主・島津斉彬の庭方役を命ぜられ、江戸詰めとなりました。

養女篤姫の将軍輿入れを機に、幕政への参加をはかる斉彬の命により、将軍継承問題で諸藩との連絡役も務め、その名が知られるようになります。

 

1958年、彦根藩主・井伊直弼が大老に就任すると、開国派の直弼は無勅許(天皇の許可を得ない)で「日米修好通商条約」を締結。

将軍継承問題では、南紀派の譜代大名らが推す徳川慶福(家茂)が13歳で徳川第14代将軍に就任しました。

時を同じくして、第13代将軍・徳川家定が亡くなり、島津斉彬も鹿児島で亡くなってしまいます。

 

 

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井伊直弼は、将軍継承問題で対抗した一橋派や開国に反対する攘夷派の粛清に取りかかります。(安政の大獄)

前水戸藩主・徳川斉昭をはじめとする一橋派のほぼ全員を失脚させ、弾圧の範囲は朝廷や幕臣、藩士らにも及び、長州藩士・吉田松陰や越前藩士・橋本左内なども斬罪されました。

 

主君を失った吉之助は、薩摩へと逃げ帰り、幕府の追求から逃れるため菊池源吾と改名して奄美大島に潜伏しました。

吉之助は、32歳から36歳までのおよそ3年の間、奄美大島で密かに暮らします。

吉之助にとって1回目の流刑は島流しではありますが、藩命に背いたわけではないので、薩摩藩に匿われていたと言えるでしょう。

 

奄美大島で暮らす間に吉之助は、島娘・愛加那と2度目の結婚をしました。

吉之助35歳のときに長男・菊次郎が生まれ、その翌年には長女・菊子も授かります。

菊次郎は、明治になってアメリカへ留学、外務省を経て、第2代目の京都市長になりました。

 

 

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西郷吉之助が奄美大島で暮らしていた1960年、安政の大獄で厳しい処罰を受けた元水戸藩士らによって、大老・井伊直弼が江戸城桜田門外で暗殺されます。(桜田門外の変)

井伊の後を継いだ老中首座・安藤信正は、無勅許で行われた「安政の五カ国条約」で冷め切った皇室との関係を改善し、朝廷との連合(公武合体)をもって権威の修復をしようと公武合体路線を推進します。

安藤は、孝明天皇に攘夷の約束をし、天皇の妹・和宮を将軍・家茂の正室に迎え入れることに成功しました。

 

しかし、1862年、安藤も坂下門外で尊王攘夷急進派の暗殺未遂にあい(坂下門外の変)、その後、失脚します。

これを機に、薩摩藩国父となった島津久光は公武合体の幕政に参画しようとします。

大久保庄助(利通)の上申により、西郷吉之助は奄美大島から呼び戻されます。

焼失した薩摩藩江戸屋敷再建の監督を理由に、江戸に向かう国父・島津久光一行の先遣隊として、下関に向うよう命ぜられた吉之助でしたが、有馬新七ら薩摩藩の尊攘派が京都に集結していることを聞き、久光の許可を受けることなく、過激な行動をしないようにと説得するため、京に向かいます。

 

 

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吉之助の勝手な行動に怒った久光は、吉之助に切腹を命じますが、大久保らの説得により、沖永良部島へ流罪となります。

奄美大島から薩摩に復活してわずか半年で、再び島流し。

今回は、藩命に背いた罪人として、36歳になった西郷吉之助は過酷な野外の牢獄で過ごすことになります。

 

 

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