観る劇団四季『キャッツ』まもなく開幕!「キャッツワールド」をマスコミにお披露目!
2014年4月20日開幕に先立ち、キャナルシティ博多の「キャナルシティ劇場」で 4月7日(月)にマスコミ向けに、キャッツ独特の世界「キャッツワールド」がお披露目されました。
3月31日の仕込み舞台仕込み取材会の時でさえも、圧倒的な存在感を放っていた“キャッツワールド”。 完成とも見られる舞台設備でしたが今回はまだ8割5分の出来だとか。 「毎日手直しが加えられるため、お客様の目に触れられる4月19日のプレビューを経て初めて完成と言える」と語るのは、 舞台美術家の土屋茂昭さん。
これまでの『キャッツ』の公演では、ゴミは空間を埋めるためだけのものだったそうです。 しかし2011年の震災以降は、「震災の瓦礫はゴミではないのと同様に、会場を飾る1つ1つのゴミは生きてきたことを示す『思い出の形』に制作サイドの気持ちも変化し、上演する意味を強く感じる」と話していました。 更にはご当地ゴミを舞台に取り入れることで、「キャッツワールド」を身近に感じてもらい、自分の想いを舞台に投影してほしいという願いが込められています。
「キャナルシティ劇場」で4月20日にいよいよ開幕する『キャッツ』ですが、この「キャナルシティ劇場」は国内の四季劇場の中で最もコンパクトな空間に、他の会場と変わらない舞台を再現しているため、コンパクトであるゆえに一番濃密な空間を体験できるとのこと。
私は仕込み取材会と今回の「キャッツワールド」内覧会と両方を取材させて頂き、1つ1つ舞台が完成していく過程を知ることができました。 そして舞台チーフ、舞台美術家のお2人のお話を伺うことができ、小道具1つにかける想いや舞台全体の構成など、普段聞くことができない制作サイドの想いを聞くことができ、とても充実した時間を過ごすことができました。 それと同時に、今回の『キャッツ』の取材を通して、制作サイドや他にも舞台公演に携わる方、沢山の舞台にかける想いを持った人達がぶれる事なく、「よりよい作品を作る」という思いが舞台に命を吹き込んでいるように感じられました。 だからこそ「キャッツワールド」のゴミのオブジェの数々がどれも生き生きとしているように感じられたのではないかと考えました。
4月20日の開幕が待ち遠しいですが、多くの方に「キャッツワールド」を体感していただき、2時間20分の公演の中で日常を忘れ、どっぷりと『キャッツ』の世界観につかって欲しいと思いました。
【上原あゆみ】 | |
◇劇団四季ミュージカル『キャッツ』福岡公演概要◇
●公演期間:2014年4月20日(日)~10月4日(土) ●発売日:4/20~7/13公演分:発売中 6/3・6/17・7/1、7/16~10/4公演分: 4月19日(土)一般発売開始 ※「四季の会」先行販売:4/13(日) ●会 場:キャナルシティ劇場(福岡市博多区住吉1-2-1) ●料 金:S席9,800円/A席8,000円/B席6,000円/C席3,000円 ファミリーゾーン S席子ども5,000円 A席子ども4,000円 (子ども=3歳以上、小学校6年生以下)
●チケットのお求め: ・インターネット予約/SHIKI ON-LINE TICKET http://489444.com (24時間受付) ・電話予約/劇団四季予約センター 0120-489444 (受付時間10:00~18:00)
●上演時間:2時間30分(休憩20分含む)
●お問合せ:劇団四季 福岡オフィス(日祝日)TEL:092-482-2013
| |