エンタメ劇団四季 新作オリジナルミュージカル「ロボット・イン・ザ・ガーデン」キャナルシティ劇場にて上演!
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劇団四季の新作オリジナルミュージカル「ロボット・イン・ザ・ガーデン」が、4月29日から福岡市博多区・キャナルシティ劇場で上演されます。 これに先立って、28日(水)にプレス向けの公開舞台稽古が行われました。
今作は、イギリスの作家デボラ・インストールが2015年に出版した同名のロングセラー小説が原作。台本・演出・音楽など、複数分野において劇団外のクリエイターを迎え、四季製作の一般ミュージカルとして、昨年10月に開幕しました。 これは2004年の『ミュージカル南十字星』以来、16年ぶりのオリジナル作品となります。
舞台は、アンドロイドが人間に代わって家事や仕事を行う近未来。両親を亡くし無気力に日々を過ごす主人公・ベンのもとに、壊れかけのロボット・タングが現れます。 ベンはタングを直すために旅に出ることに。 その過程で生まれた絆とそれぞれの成長が描かれる、AI時代の心温まる人間ドラマとなっています。 | |
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作品において重要なカギを握るタングは、俳優が操るパペットによって表現されています。パペットデザイン・ディレクションは、ディズニーミュージカル「リトルマーメイド」のパペット創作でも四季と協業したトビー・オリエさんが担当。 原作本での描写をベースにしつつ、日本人向けの感性を重ねたデザインに。 また、タングを表現するパペットの操者は2人。 「呼吸」「重量」「焦点」の3つの要素に重きを置き、パペットと操者をリンクさせることによって、命が吹き込まれたタングは表情豊かに動き、観客の心をつかみます。
ちなみに今回は、開演前の時間に限り、舞台セットが撮影可能とのこと! 無機質な空間に壊れたロボット・タングが佇んでいるこのセットは開演前のみ特別に撮影ができます。 (なので…早めのご入場がオススメです!)
作品では、AIロボットが一人前の働き手として家事や仕事を行っています。しかし、利便性は高まるものの、AIの開発進歩により仕事が奪われた失業者や、AIロボットを命なき無機質なものとして奴隷のように扱う人間の様子も。 そんななか、主人公・ベンとロボット・タングは、旅に出たことをきっかけに互いに影響しあい、ロボットを心あるものとして関わり、寄り添いあって、関係性が変化していきます。 これから人間はAIと共にどう生きるべきなのか? さまざまなテクノロジーの進化によって社会が大きく変わってきている今だからこそ、作品を通して考えさせられます。
ベンが旅を通じて得る「人生の感動」や「生きる喜び」は、劇団四季が創立以来、作品に受け継がれているテーマ。 劇団四季の伝統を受け継いだ新たなオリジナルミュージカル「ロボット・イン・ザ・ガーデン」は、4月29日(木・祝)から5月16日(日)までの期間限定公演です。
(レポーター:柿本りな)
<劇団四季 ミュージカル「ロボット・イン・ザ・ガーデン」> ◆公演期間:4月29日(木・祝)~5月16日(日) ◆会場:キャナルシティ劇場(福岡市博多区住吉1-2-1キャナルシティ博多ノースビル4F) ◆チケット:販売中 ◆料金:S席 11,000円/A席 8,800円/B席 6,600円/C席 3,300円 (※3歳以上有料・2歳以下の入場不可) ◆お問い合わせ:劇団四季 ナビダイヤル 0570-008-110 https://www.shiki.jp/applause/robot/
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壊れかけたら、直せばいい。家族の絆も、ロボットも。 ベンはロボットのタングを直すためにイギリスからアメリカへ、そして日本へと旅を続ける。 | |
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▽開演前に撮影可能な舞台セット
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