この夏、近代絵画の人気絵師たちの名作が九博に大集合！京都国立博物館の全面協力によって、18世紀に京都で活躍した絵師たちの作品を集めた展覧会が、10日から九州国立博物館で始まりました。

狩野派や伊藤若冲といった現代でも人気の高い絵師の代表作や、根強い人気の曾我蕭白に円山応挙や呉春、長沢芦雪などの作品も紹介しています。現代の日本画壇にも通ずる江戸後期の京絵師たちの作品は、描写力に優れつつ個性が光った作品が並びます。

なかでも、金地に赤や青などをアクセントとした晴れやかな楼閣山水図屏風（限定公開：7月10日～22日）は中国文化を題材に池大雅が描いたもので、国宝に指定されています。

この近世絵画展は、前期（７月１０日～８月５日）と後期（８月７日～９月２日）で作品のほとんどが入れ替わる大規模な展示替えがあります。前後期とも見逃すことのできないラインナップなので、夏休みは京都を彩った15人の絵師を堪能しに行ってみてはいかがでしょうか。
【大久保】

●美のワンダーランド 十五人の京絵師
日時2012/07/10(火)～2012/09/02(日)
会場　九州国立博物館　３階　特別展示室
住所　福岡県太宰府市石坂4丁目7番2号
開館時間　午前９時３０分?午後５時
（入館は午後４時３０分まで）
観覧料
一　般 １,３００円（１,１００円）
高大生 １,０００円（８００円）
小中生 ６００円（４００円）
（　）内は前売りおよび団体料金（20名以上の場合）です。

九州国立博物館
http://www.kyuhaku.com/pr/exhibition/exhibition_s28.html