最近の大学生たちの企画力は、社会人顔負けだ。九州大や西南大、福岡大など福岡を代表する大学生10人でつくるNPO法人学生ネットワークWAN。学生が 中心となって、さまざまなイベントや企画を打ち出している彼らだが、その中のひとつの取り組みに、ユーストリーム番組「留学生☆だべり場」の放送がある。 「留学生☆だべり場」は毎週水曜日の午後6時から30分間放送しているもので、インターネット環境さえ備わっていれば、世界中で見ることができる番組だ。 毎週、留学経験のある人や海外に住んだことがある人をゲストに迎え、留学の楽しさ、海外の魅力などについてダベリ合う内容。企画から制作まで、WANのス タッフ10人で手掛けていて、mcも大学生が務めている。 取材した当日は、51回目の放送。フランスに留学経験のある九州大学大学院生がゲストだった。OAの1時間半も前から、mcを務めるWANスタッフの黒岩 千翔さん(福岡大学4年生)と廣岡康弘くん(九州大学3年生)が近所のカフェでゲストと入念な打ち合わせ。台本の構成や質問項目などを打ち合わせしなが ら、時間配分などを最終チェックしていった。 そして、午後6時、OAスタート。mcとゲスト合わせて3人で、フランスの魅力や留学中のエピソードなどをだべり倒した。OA中、技術担当の学生は、PCのモニターに文字を入力や、カメラの切り替えなどをせわしくおこない、あっという間に30分が経った。 「留学生☆だべり場」は、生放送中の視聴者が一ケタの場合も少なくない。録画番組の閲覧数も平均約50回と、数としては多くはないが、50回以上も継続し ていることは称賛されるべきことだ。QBC取材班が元テレビ局ディレクターだったこともあり、番組の構成について、QBC取材班に逆取材してくるなど、番 組づくりに欠かせない真摯な態度もすばらしかった。 「留学をしてみたいけれども、二の足を踏んでいる学生に対して、この番組が背中を押すきっかけになれば」と話してくれた。WANスタッフたち。そんな彼ら のひたむきなOAをぜひ見てみよう。留学を考えている学生じゃなくても、何かを感じられるはずだ。 「留学生☆だべり場」 毎週水曜日午後6時OA http://www.ustream.tv/recorded/17970425 |