太宰府市の九州国立博物館で、たくさんの子供たちの表情と言葉がつまった写真展覧会「日中未来の子ども100人の写真展」が16日(月・祝)まで開催されています。

上海・北京に続いての開催となる「日中未来の子ども100人の写真展」。福岡では、非営利任意団体「福岡おとなの会」が主催し、展覧会を通した、子どもたちの未来や冷え込む日中関係について考えるきっかけ作りを目指しています。初日の10日(火)には、日中の子供たちのありのままの姿を見ようと、200人以上の来場者が集まりました。

会場には、日中のフォトグラファーが追い続けてきた日本と中国の子供たち100人の写真やインタビューが展示されています。そして、写真の多くは、フォトグラファーが子供の自宅に足を運び、短い時間の中で必死に打ち解け合いながら撮影したということです。そこに写る子供たちの様子やコメントに目を向けると、子供たちの持つ純粋さ・思いやりが感じられます。

また、日本人だけでなく、中国人留学生約30人もボランティアとして展覧会に参加しています。「日本人が頑張っているから、自分たちも」という思いから、翻訳やスタッフとして汗を流しているといいます。「日中未来の子ども100人の写真展」では、日中の子供たちの表情と言葉、そして、日中の将来を担う若者たちの頑張る姿を見ることができます。

 【取材：安東真矢】

【開催日】　

2013年9月10日(火)～16日(月・祝)　9：30～17：00(会期中無休)

【会場】　

九州国立博物館1階ミュージアムホール(福岡県太宰府市石坂4-7-2)

【入場料】　

無料

【問い合わせ先】

「日中未来の子ども 100人の写真展覧会」福岡おとなの会事務局（西日本新聞社　企画事業局内）

 TEL:092-711-5513

 FAX:092-711-8120