エンタメ映画史上初の試み!スマートフォンを使って映画鑑賞!? 『貞子3D2』 8月30日ロードショー
2012年に公開された『貞子3D』の第2弾『貞子3D2 スマ4D版』の試写会が、福岡市博多区JR博多シティ9階のT・ジョイ博多で8月21日に行われました。
ホラーが大の苦手な私にとって、今回の『貞子3D2 スマ4D版』は21年間生きてきて初めてのホラー映画鑑賞でした。3Dであるうえに、「上映中に専用の無料スマホアプリを起動させ、本編に連動した別次元の恐怖が楽しめます」という案内に、映画を観る前から心臓はバクバク。自分のスマートフォンに貞子のアプリをインストールするのは不気味で嫌だな~、と正直思っていました(笑)
この『貞子3D2』のアプリ、なぜインストールするのかというと、実は『スマ4D版』は今までの映画鑑賞の常識を覆した、世界初の上映スタイルとか。今まで禁止されてきた、映画鑑賞中の携帯電話を使うのです。映画館の中で、スマートフォンの電源ON!マナーモード解除!音量最大!アプリ起動!これが『スマ4D版』を楽しむ時の約束です。こうやって映画鑑賞をしたこと、今までありますか?
なんとこの『スマ4D版』では、上映時間の96分間ずっと「電子透かし」という信号が出ており、その信号を事前にアプリをダウンロードしたそれぞれのスマートフォンがキャッチするという仕組みになっているんです。これによって上映中、自分のスマートフォンに様々な現象が起こります。映画とシンクロした恐怖の仕掛け満載で、まるで自分も貞子の世界に入ってしまったかのような感覚に!思っていた以上にスマートフォンに連動してくる現象は多く、自分のスマートフォンが震えるたびに、恐る恐る液晶を覗き込んでいました。また、他のお客さんのスマートフォンももちろん同様の現象が起こるため、会場全体が貞子に支配されていくような、今まで味わったことのない恐怖を味わいました。
ストーリーは前作とリンクしている部分はありますが、前作を観ていない私でも十分に分かる内容でした。なので、今回の『貞子3D2』から観るという方にも是非オススメしたい作品です。 ホラーが大の苦手な私ですが、怖いだけでなく、スマートフォンの現象に驚いたり、ストーリーに涙したりと、勇気を出して観てよかったと思いました。 ホラー映画が好きな方、今回初めて挑戦してみようという方、みなさん是非スマートフォン片手に劇場へ足を運んでみてはいかかでしょうか。
(取材:QBC研究生・岩田まな)
〔あらすじ〕 謎の大量死を引き起こした「呪いの動画」事件から5年。安藤孝則と鮎川茜の間には一人娘・凪が生まれていた。出産後に茜は死亡し、孝則は妹の楓子(ふうこ)に凪をあずけ、娘との距離を取った。その頃、「呪いの動画」による死亡事件が再び頻発。楓子はその死が必ず凪の周りで起こっていると気付く。そして自ら5年前の事件を探り、当時の首謀者で死刑囚の柏田清司に面会した楓子は、“貞子”そして“貞子の子”について聞かされる。これ以上隠し通せないと気付いた孝則は、ついに楓子に打ち明ける。それは「呪いの動画」、茜の死と凪に関わる驚愕の事実であった。だが死の連鎖は一向に収まらず、街には長い髪の女が大量に出現し始めるのだった…。
貞子3D2 8月30日(金)ロードショー 公式サイト http://www.sadako3d.jp/index.html 配給:角川書店 ⓒ2013『貞子3D2』製作委員会 2013年/日本/ビスタ/96分 出演:瀧本美織/瀬戸康史/大沢逸美/平澤宏々路/大西武志/石原さとみ(特別出演)/山本裕典/田山涼成 原作:鈴木光司(「エス」角川ホラー文庫刊) 監督:英 勉 脚本:保坂大輔 杉原憲明 音楽:川井憲次 主題歌:東方神起「SCREAM」
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