学ぶ5分間経営学(その2)それはなぜ?ロジックツリー
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「5分間で納得!経営学」シリーズ! 創業特区の福岡市。創業を計画している方、創業したばかりの方、ベンチャー企業の経営者の方に少しだけ役に立てれば幸いです。
シリーズ第2弾は、「ロジックツリー」。 第1弾の「ピラミッド構造」を横に倒して、解決策を求めるツールです。 「ピラミッド構造」上から下に向かって「Why?(なぜなら)」、下から上に向かっては「So What?(だから何)」という関係でつながっていました。
「ロジックツリー」では、「So Why?(それはなぜ?)」や「So How?(どうやって?)」という概念を盛り込んでいきます。 問題解決型が「So Why?(それはなぜ?)」、計画策定型が「So How?(どうやって?)」という構成でツリーを組み立てていきます。 | |
「ロジックツリー」は、主に「問題の原因を探るためのWhy?ツリー」と「問題の解決策を探るためのHow?ツリー」の二種類です。 たとえば、会社の経営で「利益が上がらなくなった」という課題に直面したとき、その原因は何なのかを具体的に分析していくのが「Why?ツリー」で、利益を上げるにはどうするかを具体的に求めていくのが「How?ツリー」になります。
ここで大事なのが、左から右に行くに従って具体的になっていくこと! それと、「ピラミッド構造」でも説明しました「MECE(ミーシ―)」。 MECEは、Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの略で、「相互にダブリがなく,全体としてモレがない」ことです。
「ロジックツリー」は、さまざまな経営課題を克服し、経営計画、営業計画の基礎資料として使えます。 まずは、書いてみること。 経営者一人だけですべてを書いてしまうと思い込みによるモレやダブリが発生して、具体性に欠け、偏ったツリーになることもありますので、従業員やステークホルダーなどに相談しながら組み立てていくのもいいかもしれません。 | |
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