「恵方巻き」の別称として「恵方寿司」「招福巻」「幸運巻」「開運巻き寿司」「太巻き丸かぶり」などとたくさんの呼び名があります。 「恵方巻き」が一般に浸透したのは、1998年にセブン-イレブンが「恵方巻き」として全国発売たことによるものとされています。 たしかに、一人住まいの人が「一人豆まき」はさびしいけど、「恵方巻き」なら一人で食べることができる!
具材は商売繁盛や無病息災の七福神に因んで7種とすることが多いようですが、特定の素材が決まっているわけではなくまた数も、2種や5種などと少なくしたり、逆に多くする場合もあります。
恵方巻きを食べるときのルール ルールその1★恵方巻きは一人1本 福を巻き込んだ巻きずし、円(ご縁)を切らないように1本ずつ食べましょう。女性やお子様は少し細めのものを準備してもいいですね。恵方巻きを鬼の金棒(逃げた鬼が忘れていった金棒)に見立てて、鬼退治と捉える説もあるようです。
ルールその2★食べるときは恵方を向いて 恵方とはその年の福徳を司る歳徳神という神様の方向。その年によって方角が変わりますが、2015年の恵方は「西南西」です。 食べている間は神様からよそ見をしてはいけません。そうでないとご利益を得ることが出来ないそうです。
ルールその3★無言で食べましょう 恵方巻きを食べるときは、黙って食べましょう。願い事を思い浮かべながら「目を閉じて」という説もあるようです。 もちろん、恵方巻きを食べ終わった後は思う存分ご家族とのおしゃべりを楽しんでください。
さあ、これで恵方巻きのルールとその意味は分かっていただけましたか? 今年は「西南西」を向いてご利益と一緒に美味しい恵方巻きをいただきましょう。
福岡市中心部の青空の下で食べるときは、博多駅博多口の駅前広場に立てば、キャナルシティ博多の方向。天神の警固公園に立てば、ビックカメラの看板方向に向かえば「西南西」となります。 【白石みか】 |