糸島へ行こう!【動画】<糸島へ行こう!>平家落人伝説の里・唐原をゆく
糸島市の二丈唐原地区には、平家の落人にまつわる悲話が残っています。
平安時代の末期、平家が源氏に糸島に平重盛の内室と重盛の二人の娘が侍女や家臣とともに重盛の娘婿である武将・原田種直を頼って落ち延びてきました。
種直は山深い唐原の里に一行をかくまい、内室たちは安住の地を得たかに見えましたが、一年ほど経ったころ源氏の刺客によって二人の姫は殺されてしまいました。
内室は二人の姫を亡くしたことに耐え切れず自害したと言われています。
▽平重盛内室の墓
この他にも唐原の里には重盛の遺髪を納めたという言い伝えのある黒髪塚などが残っています。
見晴らしの良い丘には灯籠が立っています。
ここは隠れ住んだ都を懐かしみ、巨石の上に立ち涙を流したといういわれがあることから、都見石と呼ばれています。
▽頂上に黒髪塚がある黒髪塚
この地を訪れると、はるか昔の落人伝説や母娘の悲しい物語に思いをはせることができます。