地域の工務店同士が知恵を出し合い家づくりの質をより一層高めていこうという集まり”町の工務店ネット”が主催する「夏の学校」が開催されました。全国か ら加盟工務店が北九州市に集結し、ハゼモト建設施工の「小倉町家」や「町なかハウス」を事例に、自然と共生する家作りを具体的に学びました。
最初に訪れたのは北九州市小倉南区の「町なかハウス 志井の家」。
この建物の設計者・半田設計事務所の半田雅俊さんから「びおハウス」の構造について説明がありました。「びおハウス」とは、シンプル&モダンなデザインで ありつつ、耐震耐熱性に優れた壁を使用し、太陽光発電や床下エアコン等の工夫を施された、自然室温で暮らせるコンセプトハウスのことを言います。
建物見学の二軒目は、小倉北区の「小倉町家」でした。
小倉町家はむかしの町家に学ぶべきことを学びながら、地域ごとの特色を活かしてつくられる「現代町家」の考え方を基にして設計されており、設計者の趙海光さんから小倉町家設計時のこだわりについて解説がありました。
また、株式会社アネックスの宮田生美さんから、自生種の樹木草花を庭に植え、地域で「株分け」し合って増やすことを目的とする緑化事業『一坪里山』についての講演の時間が設けられ、参加者は熱心に耳を傾けていました。
自然と共生し、それぞれの地域と家族に合った家と庭作りのアイデアが豊富につまった「夏の学校」。QBCではこの時の模様を【動画】で詳しく紹介しています。
また、「夏の学校」の様子は、今月発売の情報誌「住まいの提案、福岡」にも掲載されていますので、ぜひ書店でお買い求めくださいね。
【大久保】
ハゼモト建設株式会社
http://www.hazemoto-k.co.jp/
関連記事
【動画】地場工務店の社長が語る「緑と調和した住宅の将来像とは?」