日本で最も影響力のある建築家であり、建築史家である藤森照信氏。
九州でも『一本松ハウス』（福岡）や『ラムネ温泉館』（大分）の建築を手掛けられています。
そんな彼の最新作である『鸛庵』は、オーストリアの小村ライディングで10人の著名な日本人建築家によって
進められた「Raiding Project」の最初の建築物。

茶室ににじり口など日本の様式を取り入れた芸術作品でありながら実際に宿泊できる建物で、

屋根の上方には名称の通りコウノトリの巣を設置。夏になるとアフリカからやってくるコウノトリと一緒に暮らすことができるのだとか。

今回の展覧会では、その『鸛庵』の初期のアイディア構想から最終的な建築までを記したスケッチや模型、
オブジェクト、写真など数々の貴重な資料を展示するとともに、これまで手がけた代表作品も紹介。

作品のすばらしさをもちろん、建築界の第一人者である藤森氏の「仕事」を丸ごと知ることができます。

建築現場の裏側や完成にいたるまでの経緯など、いつもは知りえない世界をのぞいて
建築のおもしろさや奥深さを感じてみて！

●場所：三菱アルティアム（福岡市中央区天神1－7－11イムズ8F）
●会期：2014年4月26日（土）～5月25日（日）
●開館時間：10：00～20：00
●休館日：5月20日（火）
●入場料：一般400円（300円）　学生300円（200円）
※（）は前売料金、アルティアムカード会員・イムズカード会員無料