イベント【動画】緋水土(ひみつ)展 ~涼の器~ アクロス福岡匠ギャラリー
毎週、アクロス福岡に出展する匠たちを紹介するコーナー。
【緋水土(ひみつ)展 ~涼の器~】では、小石原焼辰巳窯の長沼武久さん・カネハ窯の熊谷裕介さんが主催を務め、夏にピッタリの涼しげな器や「伝統の小石原焼」とは一味違う、趣向を凝らした作品が展示・販売されています。
約350年の歴史を持つ、伝統的工芸品・小石原焼。飛び鉋や流し掛けなど、さまざまな技法によって生み出される、小石原焼独特の模様が特徴です。また、作品の持つ、素朴でいて落ち着きのある風合いがとても印象的です。
展示会では、伝統を守りつつ、陶芸家の持つ新たな発想から誕生した、今までにない作品が展示されています。
カネハ窯・熊谷裕介さんのブースには、現代の食生活に合った、洋食器風の小石原焼が並んでいます。「作風を広げて、たくさんの若者に目を向けてもらいたい」と話す熊谷さん。小石原焼と北欧食器を合体させた「和欧スタイル」、現代の生活に寄り添い、時間を豊かにする「coccio」、小石原焼・博多織・熟成焼酎とのコラボレーションで、第14回福岡産業デザイン賞 受賞商品の「つくし乃技のおもてなし」など、熊谷さんのセンス光るアイディア・デザイン力が目を引きます。
会場奥には、薪窯にこだわり、素材の良さを活かした、辰巳窯・長沼武久さんの作品が置かれています。青や緑の淡色で仕上げられた作品は、陶器の持つ美しさ・清涼感が際立っています。また長沼さん曰く、器によって、料理の味や見栄えも大きく変化するとのこと。展示商品はどれも、刺身やそうめんなどの夏料理をより美味しくするものばかりです。さらに、土の質感・やわらかな色彩が、見る人を涼しげな雰囲気に包み込みます。
【緋水土(ひみつ)展 〜涼の器〜】では、ロクロでの制作実演が行われています。2人の手から生まれる作品の過程・陶芸家ならではの職人技を間近で見ることができます。
緋水土(ひみつ)展 〜涼の器〜 開催期間
会場
入場:無料 主催者:小石原焼辰已窯・カネハ窯 |