素朴で郷愁を感じる子どもや女性をあたたかく描く、風の画家・中島潔さんが新境地に挑む！

今年の4月に京都・六道珍皇寺に奉納した「地獄心音（こころね）図」などをはじめとする120点の作品を故郷・佐賀で展示します。

中島さんは唐津市厳木町の出身。

NHK『みんなのうた』のイラストやカレンダー、ぬいぐるみの「うめ吉」など、子どもから大人まで幅広く親しまれています。

（「地獄心音図　等活地獄」）

今回の目玉は初公開の連作「心音図」。中島さんの新境地である「地獄心音図」と理想郷を描いた「心音」からなる作品です。地獄で悔い改めた者が地蔵菩薩に救われ、美しい理想郷であるこの世に行きつくというストーリーで、「心音」のメッセージをより強く伝えるために地獄絵が描かれたとのこと。

中島さんが描く地獄・・・なかなかイメージにありませんでしたが、童画のようにちょっぴり親しみやすく、ユーモラスでした。

（「ふるさとの夏」）

もちろん、なじみのあるあたたかい作品も。

東日本大震災以降は「新しい風」というシリーズを展開している中島さん。

期間中はギャラリートークや特別対談、サイン会なども行われます。

アウトドアの中休みに、ご家族で足を運んでみてはいかがでしょうか。

京都六道珍皇寺“心音図”奉納記念

中島潔“今”を生きる―そして伝えたいこと

会場

佐賀県立美術館（佐賀県佐賀市城内）

会期

平成27年8月12日（水）～9月23日（祝・水）　月曜閉館

9：30～18：00（入場は17：30まで）

入場料

一般・大学生 1,000円(前売り800円)
中・高生 500円(前売り300円)
小学生 300円(前売り200円)　※小学生未満無料

ギャラリートークやサイン会など、開催に関する詳細はこちら