福岡県糸島市南部にある雷山の中腹標高350mに位置する『千如寺大悲王院（せんにょじだいひおういん）』
ご本尊の「木造十一面千手千眼観世音菩薩像」は、鎌倉時代に作られ高さ4.6ｍもある巨大な仏像で、「木造清賀上人座像」とともに国の重要文化財に指定されています。

ここ千如寺大悲王院は、樹齢400年の大楓が有名ですが、この時期に咲き誇るシャクナゲも名所の一つとなっています。
「来週からゴールデンウィークまでが見ごろとなりそうです。」とお寺の関係者は話します。

そして、毎年5月10日には、十数人の僧侶によって600冊のお経を読誦し、天災や疾病、或いは様々な災難を払い、国や家を護り人々の災いを除き、福を招く『御経会大法要・大般若経六百巻転読法要』が営まれます。
また、大般若転読大法要の後は、お焚きあげのご祈祷、柴灯護摩法要も執り行われます。

紅葉の「雷山千如寺 大悲王院」とはまた違う姿を見せてくれるので、参詣されてはいかがでしょうか。

※現在は屋根の工事をしているため、中庭の見学はできません。

▽「雷山千如寺 大悲王院」
http://www.sennyoji.or.jp/

真言宗　大覚寺派　千如寺　大悲王院
住所/福岡県糸島市雷山626
電話/092-323-3547
拝観料
大人/400円（本尊十一面千手千眼観音など堂内拝観　入山料含む）
入山料（11月のみ）100円（前庭・大楓）
小人/無料（中学生以下）
（文化財保護のため、風雨・積雪・濃霧などの場合、公開を停止することがあります。）
祈願・拝観受付時間
9:00～16:30

▽昨年のシャクナゲの様子