観る日本を代表する伝統工芸品が一堂に会する「第18回女性伝統工芸士展」
全国で受け継がれる伝統的工芸品のうち、女性伝統工芸士・作家による作品を展示する「女性伝統工芸士展」が、 6月18日(水)から23日(月)までアクロス福岡(2階交流ギャラリー・匠ギャラリー・メッセージホワイエ、1階コミュニケーションエリア)で 開催されています。
伝統工芸士とは、伝統的工芸品産業振興協会が実施する資質や専門知識を問う試験に合格し、産地固有の伝統工芸の保存、技術・技法の研鑽を重ねて、その技を後世の代に伝えるという責務を担う方々のことですが、その中でも女性の伝統工芸士は、男性優位だった工芸の世界に風穴を開けた、溢れる情熱と気骨を持った方たちばかりです
取材当日はオープニングセレモニーが行われ、会場の入り口には博多織や西陣織、久留米絣の糸で作られたリボンが装飾されていました。 この糸は作品には使えなくなったもので、本来は捨てられるはずのもの。 「大切な糸に最後の花道を作りたかったんです」と、博多織工芸士の伴和子さんはお話しされました。
こういった女性ならではの感性や優しさによって生み出された工芸品の数々がずらり並んだ「女性工芸士展」。ぜひ間近で見てください。
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【第18回女性伝統工芸士展~未来を担う女性作家とともに~】
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