元気政令指定都市へ向けて第一回「熊本城マラソン」開催
2月19日、熊本県熊本市で、熊本市の政令指定都市への移行を記念し第一回目の熊本城マラソンが開催されました。 レースは、4キロ、30キロ、42,195キロのフルマラソンの三種目。熊本城下の熊本市街中心部をスタートし、熊本市内を走り、熊本市街中心部(30キロ)、熊本城・二の丸広場(4キロ)にゴールするコース。 この日、熊本市は晴天、最低気温2.5度。時折、小雪も舞う天気のなかで、熊本県内外から総勢約1万人の走者が熊本城下を元気に駆け抜けました。 フルマラソンの優勝者は、熊本県球磨村役場職員の池下翔太さん(23)。タイムは2時間23分41秒という驚異的な速さでした。 練習を積み重ね、タイムを狙う走者もいれば、さまざまなコスチュームを身にまとい沿道を盛り上げる走者も。コスチュームでは、熊本県PRマスコットキャラ クターの「くまモン」のかぶりものなど、熊本を意識したものが多く目立ちました。参加者の熊本の情報誌『mocos』で働く岡村政志さん(33)は、肥後 国熊本藩初代藩主の加藤清正がかぶっていたことで有名な長帽子兜を自ら手作りし、かぶったまま4キロ走に参加していました。「兜が重くて走るのが大変だっ た・・」と笑いながらも、「マラソン大会に出場するのは初めてだったが、熊本市を盛り上げたくて参加しました!」と言っていました。 いつもは買い物客などでにぎわう熊本市中心部も、この日ばかりはレース会場に様変わり、また沿道では15万人におよぶ応援者であふれていました。応援者た ちが「がんばって!」「ラスト!もう少し!」などと声援を送ると、疲労困憊のなか声をふりしぼって「ありがとう!」などと応じる走者もいました。 熊本城マラソン実行委員会では、第一回目の開催が終わり、「改善するところもあるけれども、大きな事故はなく無事に終わることができてよかった。ホッとしています。」「来年は、さらに熊本城マラソンを盛り上げていきたい!」と次回開催の意気込みを語っていました。 【KUMI】 |