観るミーナ天神で「宮城の瓦礫撤去チーム」がパネル展示! 20日(火・祝)まで

Posted:2012年03月18日
スコップ団

『たとえば空が』
・・・・・
ある名前も知らない小生意気な女の子。
「来月が誕生日なら、ケーキ持ってくるよ。」
そう言うと、
「ケーキはいいから、お兄ちゃんにお願いがあるの。」
「よし!言ってみて。」
「絶対に無理だから言わない。」
「言ってよ、気になるじゃん。」
「絶対ムリだもん。」
「言ってみるだけ言ってみな。」
「じゃあ言うよ?」
「よし、来い。」
「ケーキはいいから、お母さんを返してください!」
やっちまった。
泣かせてしまった。
途中で気付けば良かった。
抱きしめてやりたいけど、多分俺じゃ意味ない。
DSが欲しいとかそんなレベルだと思ってた。
俺はバカだ。
「無理?だから無理だって言ったじゃん。」
「うん、ごめん。俺には無理だ。」
「いいよ。」
「いいの?」
「うん。」
「あの、何かして遊ぼうか?」
「高く飛ばして!」
「よし!高い高いだな。超得意。ロケット発射しま?す!」
「高くだよ?!」
「あいよ!」
その後、すごい列が出来た。
ロケットおじさん大人気。
女の子が最後に、また来てねと言ってくれた。
デリカシーのない俺に、また来いと言ってくれた。
たとえば空が天国ならば、お母さんにお願いがある。
また俺はいつかお嬢さんを高く投げてやる。
少しでも近付く様に高く投げる。腰がバキバキとトドメをさされたが高い高いをしに行く。
笑いかけるなりなんなりをしてやってくれねぇかな?
・・・・・
<2011.4.28 スコップ団団長のブログ より>

震災直後から被災地で被災者支援活動を続けた「スコップ団」という団体。
自ら被災しながらも、被災地・宮城県を拠点としてボランティア活動を1年間続けてきた団体です。
最初はスコップ1本でがれき処理や家の修復を手伝っていたという行動派の男たち。いつしか彼らの行動は若者の賛同を呼び、今では全国に支部をもち、団員数は約3,000名、福岡でも20名ほどが在籍しているという。

その福岡支部に在籍する新後藍子(にいごあいこ)さん(31)は、昨年9月に入団、普段は旅行会社に勤務しながら、これまでに10回ほど自費で被災地に赴き、ボランティア活動を続けてきたそうです。
藍子さんは、被災地から福岡へ帰ってきたとき、ボランティア活動をして「達成感や充実感はまったく感じていない。だって、現地は何も変わらないですもの」 といいます。ただ、活動を通して「自分の生きていることの意識は、それまでの自分とは全然違います」と、はっきりと生きる意義を見つけたようです。

「スコップ団」は、3月10日、仙台市で震災被害者鎮魂のための2万発の花火打ち上げを最後に、「全体としての活動を休止する」と発表、「ゴールのないマ ラソンを完走することなんて人はできないから365日経過したら一時休止。要請が続くようならば、また行こう」としています。

こうした被災地支援の実働部隊「スコップ団」の活動記録や被災地の生の声をつづったパネル展が、福岡市・天神、「ミーナ天神」1階フロアで開催されています。
20日(火・祝)まで。
立ち寄ってパネルを読むと、ボランティア活動の真髄を垣間見ることができます。
【KUMI】

<スコップ団団長のブログ>
http://blog.goo.ne.jp/cheapdust

添付画像
添付画像
関連情報
2014年05月01日 浦島太郎伝説発祥の地・指宿で「龍宮城まつり」
2014年03月11日 3月11日を忘れない、Facebookで広がる輪!

   
  • NETIB NEWS
  • POUCH
  • ROKET NEWS24
  • 女性応援コミュニティ 輝く女性プロジェクト
  • ワールドワイズ
  • スマイルサーチ