東日本大震災が発生した3月11日に「その時、その場所で黙祷｣するという、呼び掛けがソーシャル・ネットワーキング・サービスのFacebook内で広がっています。

　この呼びかけを知ることで被災地の方が、一人でも、一瞬でも、笑顔になってくれたらという思いで立ち上げられました。11日正午現在ですでに3万5千人以上方が参加していて、たくさんの方の気持ちが、被災地へ届いていると思います。

しかし、復興・創造への道のりはまだまだ遠く、苦しんでいる方がたくさんいます。今日の祈りが、被災地への想いを深め、少しずつでも支援の輪を広め、継続していくことが大切だと感じます。

一方、被災地である宮城県では三陸海岸の気仙沼市内湾で、多大な犠牲への追悼を表すとともに、観る人の様々な想いを投影できるよう、鎮魂・希望・感謝の思いを込めた「3本のひかり」がたちあがります。

3つの岬で囲まれた気仙沼内湾で行なわれるこのイベントは、内湾を望む場所であれば誰でも見ることができ、日没後の夜空を静かに見上げてほしいという願いがこめられています。

11日午後6時30分に防災無線から流れる、故・坂本九氏の「見上げてごらん夜の星を」のメロディーを合図に点灯、深夜0時までの時間を祈りの時として刻みます。

それは世界中の人々の気持ちを寄せ合いながら震災の記憶を刻む碑となり、そして私たちの未来を照らす灯になることでしょう。

【佐野敬太】

「3月11日からのヒカリ」プロジェクト」

【開催日】3月11日

【時　間】午後6時30分～深夜0時まで

【会　場】宮城県気仙沼市内湾

「黙祷の呼びかけ」 Facebook

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「3月11日からのヒカリ」プロジェクト」 公式HP

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