福岡市役所西側ふれあい広場で19・20日の二日間、遊びながら環境について学べる「環境フェスティバルふくおか2013」が開催されました。

「環境に優しい取り組みを」をテーマとして2002年から始まり、今年で11回目の開催となる「環境フェスティバルふくおか2013」。福岡の市民団体・事業者・行政が一同に会する環境啓発イベントで、たくさんの市民の環境保全活動を促進し、「エコ」なライフスタイルへの転換を目標に企画されました。

会場内に設けられた、エコをテーマにした40のブースでは、自然の仕組み・リサイクル・エネルギーの作り方など、環境へのさまざまな取組みが紹介されました。

初日の19日、およそ500人もの子供たちが参加したのが、職業体験型イベントの「子どもくるくる村」。参加者自らが働きながら、お金のサイクル・人とのつながりの大切さを学ぶイベントとなっていました。また、竹工房や新聞社など22種類の職場ブースが用意され、元気いっぱいに働く子供たちの姿が垣間見れました。

また「Links実行委員会-ART FOR EARTH+」のブースでは、10月16日に発売された地球環境メッセージソング“ＬＥＡＦ”の販売などが行われています。このCDは福岡市による「エコ発する事業」の支援のもと、福岡市職員や福岡で活躍するアーティストおよそ50名によって制作されました。今後も、若者ならではの、芸術活動による環境啓蒙活動を進めていくそうです。

また、会場では、イベントステージも用意され、19日には香蘭ファッションデザイン専門学校による「ecoファッションショー」が開催されました。ステージには、企画・流通・販売など、ファッションのあらゆる知識や技術を学ぶファッションビジネス科2年生が出演し、カジュアルからドレスといった、幅広い衣装を披露しました。その独創的なデザイン・鮮やかな色彩を身にまとい、歩く姿は来場者の目を釘付けにしました。

市民自らがイベントを体験し、環境の大切さが実感できる「環境フェスティバルふくおか2013」。会場内の体験型イベントなどを通して、大人から子供まで楽しみながら「エコ」について学ぶことができる催しとなりました。

【取材：安東真矢】

環境フェスティバルふくおか2013

http://www.eco-fukuoka2013.com/event.html