糸島の食と魅力が満載のイベント「第三回糸島市民まつり」が5日と6日、糸島市志摩の志摩中央公園で開催されました。糸島市民はもちろん、市外からも大勢の人が集まり、会場はおよそ1万5000人の来場者で賑わいました。

糸島市民総参加による市民が主役となる糸島市民まつりは、会場に並ぶ露店やイベントなどを通して、「糸島の魅力」を広くPRすることを目標に、2011年から開催されています。

海の幸・山の幸などの美味しい食材に加え、数多くのクラフトマンが工房を糸島に構え、創作活動に励んでいる糸島市。会場内では、「糸島よかもん物産展」が行われ、 糸島住民の手でつくられた物産・作品などが70ブースで販売されていました。さらに、糸島市青年団による「27時間連続餅つき大会」などの催しや糸島のエンターテイナーの歌や踊りが会場を盛り上げました。

「糸島よかもん物産展」のお隣では、糸島グルメのNo.1を決める「糸島グルメグランプリ i-1」も開催されました。糸島に店を構える団体など26店舗が実演販売を行い、糸島産の食材をふんだんに使った焼きそばやカレーなど、食欲をそそる品ばかりが並びました。何品もの糸島グルメを堪能し、一番のお気に入りに一票を投じる仕組みになっていて、投票の結果、今年は、伊都ホットサンド笑顔の「笑顔のフライドチキンももチャン」がグランプリに輝きました。

２つのイベントが終了すると、「糸島市民まつり」の会場は、糸島市加布里の加布里漁港広場へ。そして、まつりのフィナーレを飾る、加布里漁港の秋の風物詩「花火大会」が開催されました。夕日と提灯の淡い光が会場を包む中、花火を前に8つのステージイベントが行われ、「糸島市消防団纏演技」や「二丈絆太鼓」など、迫力あるパフォーマンスが披露されました。

ステージイベントを楽しんでいると、あたりはすっかり真っ暗に。そんな夜の加布里湾に、待ちに待った色鮮やかな花火が打ち上がりました。今回は音楽のリズムに合わせて花火を飛ばしたり、直径280mの大玉を打ち上げたりと、合計4000発もの花火が豪華に夜空を彩り、糸島市民まつりは幕を閉じました。

物産に食に花火と、糸島の魅力を十分にPRする「糸島市民まつり」。糸島市民と大勢の来場客で、あらゆる「糸島」を満喫できる2日間となりました。

【取材：安東真矢】