田んぼの稲穂が黄金色に変わる9月。糸島市二丈では、糸島市と二丈赤米生産組合主催のイベント「第23回・二丈赤米・花見会」が9月14日から16日まで開催されました。会場には、地元はもちろん、市外からもたくさんの来場者が集まり、あかね色に染まる田園風景を楽しんでいました。

1990年から続き、今回で23回目の開催を迎える二丈赤米・花見会 。二丈の特産品でもある赤米は、古代米ともいわれるお赤飯のルーツの赤米に現代のモチ米をかけ合わせて誕生したものです。たくさんの人に、二丈赤米に触れてもらい、赤米の良さを伝えようと、イベントでは赤米生稲穂のプレゼント、赤米をふんだんに混ぜ込んだおにぎり・おやき・お餅の試食や糸島市・二丈の特産品の販売が行われました。

会場では、二丈で収穫された赤米・黒米・ニラ・かぼちゃ・赤ピーマンを使った、色鮮やかな七色団子の「お団子ながし」が開催。水が流れる竹台に転がる団子を掴まえようと、子供も大人も夢中になって参加していました。また、“舌”だけでなく“目”でも赤米を楽しめるのがこのイベントの醍醐味。会場には高台が用意され、緑と赤に包まれた田園風景、二丈赤米生産組合と糸島市の「まるごと農学校」の受講生で作り上げた赤米の絵文字アートが一望できます。

二丈赤米産直センターの吉住万葉さんは「イベントを通して、体に優しい二丈赤米をもっと気軽に食べてもらいたい」と話しました。

糸島の豊かな自然と二丈赤米が堪能できる「第23回・二丈赤米・花見会」の模様を【動画】でお伝えします。

【取材：安東真矢】

二丈赤米産直センター

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