イベント【動画】自然のパワーいただきます!『自然染めとシルクの服展』 アクロス福岡 匠ギャラリー
『自然染めとシルクの服展』は、ウッドチップや柿渋などの自然染料・自然素材を使った、福岡県遠賀郡にある手作りの自然服工房「アトリエサラサ」が行なっている展示会。今回は、研究生の岩田まなが取材してきました。会場には約200点もの作品がずらりと並んでいます。自然染料ならではのやさしい色が溢れていて、心地よい時間が流れています。
「アトリエサラサ」は以前アパレルメーカーでデザインなどをしていた星野千恵子さんが、1991年に“自然をまとう”をテーマに設立しました。そのテーマにもあるように、衣類やスカーフ、コサージュなど、自然染料を使って染めた身に着けることのできる製品を企画、製作、販売しています。
今や主流となっている化学染料と違い、自然染めの特徴とも言えるのが、決まった色合いにならないという点です。染料、水、その時々の状態によって、毎回違った色が生まれるからです。
「自然染料というのは、ただ単に色を出しているだけではない。自然の力をもらっているんだということを意識して身につけてほしいですね」
星野さんは、自然に対する愛情を人一倍持っていると感じました。使っているのは「生薬」としても使われるような天然染料をつかっているそうで、「身に着けるだけでも元気が出ますよ!」と、星野さん。スカーフを身につけてみると、私にもなんだか自然のパワーが宿ったみたいでしたよっ!
より肌近くに身に着けてもらえるように、最近では、肌着の製作に力を入れているそうです。
また自然染め製品のデザインも、星野さんの前職の経験が生かされています。「幅広い年代の方が長い間愛用できるように、あえて流行などに関係のないデザインにしています」 星野さんのこだわりは随所に感じられます。
染め物というと、どちらかといえば、お歳を召した方の持ち物というイメージを勝手に持っていましたが、この展示会を訪れたことで、20代の私も素敵な色とデザインに魅かれ、自然染めの製品を持ちたいと思うようになりました。ミニスカーフ染め体験コーナーでは小学生の姿も見られ、自然染めは幅広い年代に好まれるものなのだという新しい発見もありました。
会場では星野さんが丁寧に、それぞれに合う色をオススメ、チョイスしてくださいます。みなさんも自分に合う色を求めて、会場に足を運んでみてはいかかでしょうか。
(取材:QBC研究生・岩田まな)
自然染めとシルクの服展 2013年8月26日(月)~2013年9月1日(日) 10:00~18:00(初日12:00から最終日16:00まで)
会場 アクロス福岡2階匠ギャラリー (福岡県福岡市中央区天神1―1―1) http://www.acros.or.jp/r_event/event_detail.php?event_id=5697
ミニスカーフ染め体験(1,000円) 13:00~15:00 ※小学生以上、事前申し込み不要。
主催者 アトリエサラサ 遠賀郡芦屋町山鹿 TEL:093-223-3022 http://www.salaca.net/index.html
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