イベント見る人の視覚に訴える平和展「2013平和のための戦争展 ふくおか」が開催中
アクロス福岡2F交流ギャラリーで、「2013平和のための戦争展 ふくおか」が20日(火)から開催されています。
1941年12月に開戦し、大勢の犠牲者を出した第二次世界大戦。今回で19回目となる「平和のための戦争展」では、戦時中の状況・真実を知らせ、平和の尊さをたくさんの人に伝えていきます。また現在、安倍晋三総理の自民党政権によって、「憲法改正」、「沖縄米軍基地」、「原子力発電所などによる核問題」などに大きな変化がもたらされようとしています。展示会では、この3つの問題に着目した、映像・新聞や漫画など、見る人の視覚に訴える資料が用意されています。
会場の入り口付近に設けられている「原爆と人間」ブースでは、戦争の犠牲者の姿・思いを伝えるパネルが並んでいます。そして、自身も長崎で被爆した漫画家の西山進さんの作品展「あの日のこと」もこの場で行われています。すると、訪れた人の多くが足を止め、やわらかなタッチながらも、悲惨な戦時中の様子が描かれた西山さんの絵を食い入るように見つめていました。
また、会場奥に進むと、沖縄ヘリや輸送機オスプレイなどを取り上げた沖縄タイムズの連載「沖縄まんが基地」が展示されています。漫画を通して、子供たちにも沖縄米軍基地問題に関心を持ってもらおうと考え、準備したそうです。この記事を読んでいた男の子(10)は「漫画があって読みやすいし、沖縄の問題がよく分かった」と話していました。
「 2013平和のための戦争展 ふくおか」では、「展示」を通して、日本の過去と現状を訴え、平和の大切さを教わることができます。開催期間は25日(日)までです。
2013平和のための戦争展ふくおか 開催期間 2013年08月20日(火) 〜 2013年08月25日(日) 10:00 〜 19:00 (最終日17:00まで) 会場 アクロス福岡2階交流ギャラリー (福岡県福岡市中央区天神1―1―1) http://www.acros.or.jp/r_event/event_detail.php?event_id=5693
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