イベント絵本の世界に飛び込もう!絵本ミュージアム、18日まで開催
約1000冊もの絵本が並ぶ、「おいでよ!絵本ミュージアム2013『季節と食』~いのちのかがやき しぜんのめぐみ いただきます~」が、福岡市博多区の福岡アジア美術館で8月18日(日)まで開催されています。
絵本ミュージアムの入り口は、はたこうしろうさん作の絵本「なつのいちにち」の世界を再現した壮大な作りになっていて、今から絵本の世界に入っていくという冒険心をくすぐられます。会場は作家やテーマごとに見やすく区分けされていて、はたさんのコーナーでは、絵本の世界に合わせた夏の音も聞こえてきます。
とりわけ興味深かったのが「注文の多い料理店」のコーナー。ほのぼのした雰囲気の各コーナーとは違った、異質な雰囲気を醸し出しています。絵本に出てくる異様な「やまねこの料理店」を再現したコーナーに入ったとたん、入り口で表情が一変する子どもたちが特に興味深かったです。しかし、そこのコーナーを抜けると、また元通りの明るい世界が広がるので、子どもたちの表情の変化を見るだけでも楽しめますよ!
会場内のところどころに絵本を読むスペースや、写真を撮影するコーナー、貴重な原画が展示してあるスペースがあり、子どものみならず、親御さんたちも楽しめます。主催団体のひとつ「子ども文化コミュニティ」柴田美津子さんによると、涼しくて広くて、いつまでも遊んでいたくなる空間なので、長居していく方も非常に多いといいます。
昨年は4万6000人が来場したというこのイベント。今年は例年以上の人気だそうで、最終的には5万人の来場者を見込んでいるそうです。まさに絵本のテーマパーク、きっと夏のいい思い出になりますよ。
(取材:QBC研修生・岩田まな)
絵本ミュージアム
http://www.kodomo-abc.org/ehonmuseum2013/