イベント【動画】 時代に合わせて、身近な博多織を提案したい!「博多織屋次平展」 アクロス福岡匠ギャラリー
「博多織屋次平展」は博多織伝統工芸士4代目「次平」遠藤龍二さんの作品、約100点の作品が展示・販売されていて、遠藤さんと妻、そして、お子さんたち家族総出で、来場者をあたたかく迎えてくれます。
博多織屋次平は1906年に創業され、100年以上の歴史があり、遠藤さんが現在も伝統を受け継いでいます。昔、博多織は普段着として着られていたこともあり、結びやすい生地であるという特徴を持っています。
会場でひときわ目につくのが、インパクトのある赤い和装。これは、遠藤さんの娘さんが服飾デザイン科の高校3年生の時に卒業制作でデザインし、それを遠藤さんが形にしたものです。レースもあしらわれており、博多織と今風のデザインが絶妙にコラボした作品となっています。
会場には、博多織で作られた帯はもちろん、博多織の生地を使った鞄やリュック、小物や雑貨なども多数展示されています。淡い色や温かみのある色などカラーもバリエーションに富んでいて、生地も涼しげな手触りです。「着物の需要が低下しているものの、小物などこれまでにない斬新な博多織の商品をつくって、博多織を知らない世代にも知ってもらいたい」という思いを遠藤さんは持っています。そこで、工場などと一緒に、生地の特徴は崩さずに「普段使い」として手軽に持てる小物などもつくっています。遠藤さんは「外国のお客さんがお土産に買って行ってくれたりすると特に嬉しい」と話しています。
また会場内では博多織を使った折り鶴キーホルダー作り体験も行われており、楽しそうに作品づくりに取り組む親子の姿も見られました。
博多織の歴史も知れて、魅力も感じることができる素敵な展覧会、みなさんも是非参加してみてはいかがでしょうか。 (取材:QBC研修生・岩田まな)
博多織屋次平展
開催期間 2013年08月05(月)~8月11日(日) 10:00~18:00(初日12:00から最終日16:00まで)
会場 アクロス福岡2階匠ギャラリー (福岡県福岡市中央区天神1―1―1) http://www.acros.or.jp/r_event/sponsor_detail.php?event_id=5694
入場:無料
【夏休み子ども手作り体験】 受付:随時
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