イベント従業員の個人的な借金を、会社が返済しないといけない!?
「法律のプロたちが解決のお手伝い!」法律・手続きお困り解決!をテーマに掲げた、第1回『スマイル・サムライ・セミナー』が18日、福岡市の天神121ビルで開催されました。
3部構成からなるセミナーでは、タイムリーな法律問題から生活に役立つ情報まで、それぞれのプロフェッショナルによる講義が行われました。第1部では司法書士の世古英樹さんによる講義が行われました。
世古さんは現在32歳。司法書士4名を有する都司法書士事務所の代表を務めています。2年前に現在の都司法書士事務所を開業し、企業労務、労働事件、消費者事件など数多くの事件を手掛け、司法書士として第一線で活躍しています。
今回のテーマは「もし、従業員の給与が差し押さえられたら・・・」。従業員が消費者金融などから個人的な借金をして、返済ができなくなっている場合、その 従業員が勤務する会社が、従業員に支払う給与の一部を使って代わりに返済する「債権差し押さえ」という制度についての内容。
世古さんは、従業員の給与差し押さえに関して、「会社(経営者)は裁判所から突然、差し押さえを指示する書面が届くために驚いて、従業員を一方的に責めて しまうケースが多い。ただ、会社が直接被害を受けるわけではないので、従業員とともに解決に向けて話し合うことが重要」と、会社側のとるべき姿勢を示しま した。
このような差し押さえに関する会社(経営者)からの相談は、世古さんの事務所にも約2か月に1度のペースであるということです。世古さんは会社側、従業員 側両方の立場を考慮し解決に向けサポートするとしたうえで「悩まず、また、一方的に解決しようとせず、司法書士に相談してほしい」と話していました。
次回は、社会保険労務士が、「国民皆65歳雇用時代」に向けて、どう対応するかのセミナーについてお伝えします。
【スマイル・サムライ・プロジェクト】
http://smaken.jp/ssp/#point04
【都司法書士事務所・代表司法書士 世古英樹さん】
福岡市中央区天神4丁目8番25号ニッコ―ビル8F
TEL 092-406-8670
http://smaken.jp/user/usc_to.cgi?up_c1=43751