エンタメ動画】震災時の医療現場を描く「HIKOBAE」きょうとあす福岡で上演
発生から2年を迎えた東日本大震災。 被災直後の医療現場を描いた演劇「HIKOBAE」が4月12・13日、福岡銀行本店大ホールで上演されます。今回は先日行われた公開稽古と記者会見を【動画】で紹介します。 2011年3月11日、未曾有の大災害が東日本を襲いました。俳優・映画監督である塩屋俊は福島県相馬市で映画の撮影を進めていたこともあり、震災発生から二週間後に救援物資とカメラを抱え、現地を訪れました。 そこで起こった事実を被災者から聞き取り、ひとりでも多くの人々に震災の事を記憶に留め、継承していく必要性があるという想いから、それぞれの記憶の物語を伝える活動をしていくために、HIKOBAEプロジェクトを発足。 2012年にニューヨーク、相馬市、東京にて公演を行い、大きな感動を呼びました。そして、福岡でも上演してほしいという強い要望があり、今年の再演に至りました。 今回の福岡公演では、相馬市で殉職した消防団員10名の名前と写真を遺族の許可を得て劇中で紹介するという新たな演出も加えられ、相馬市のリアルな実態を交えながらも命の現場で闘い続ける人々の姿を描きます。 「HIKOBAE」2013 日時:2013年4月12日(金)13日(土) 18時開場/18時半開演 場所:福岡銀行本店大ホール(福岡県) 料金:全席指定 6,000円(税込み) ※未就学児入場不可 ※チケット料金の一部を「桃・柿育英会 東日本大震災遺児育英基金」へ寄付いたします。 ■舞台「HIKOBAE」について ―2011.3.11東日本大震災が起こったその時、命の現場に携わる者たちはどのような想い、葛藤を抱え、再び歩み始めたのか― 震災時、余震、津波、原発問題と被害と混乱が拡大していくなか、命の現場で闘い続けた人々がいた。 大震災直後、海沿いの住民5,000人を津波の被害から護ろうと、命を賭して戦った消防士たち、 度重なる余震の中で自ら身の危険にさらされながらも患者を守る為に奮闘した医師や看護士たち、 彼らはどんな葛藤を抱え、どのような想いで震災を受け止めていたのか……。 福島県相馬市の医療現場を舞台に、残してきた家族や愛する人を失った悲しみと自分の使命に迷い苦しみながらも、 懸命に生と向き合い続ける者たちの姿を描く再生の物語である。 | |