1月7日は人日(じんじつ)の節句といい、年間5つある節句のひとつで、その人日の節句の朝に食べられていた日本の行事食が「七草がゆ」です。
七草がゆは、「せり」「なずな」「ごぎょう」「はこべら」「ほとけのざ」「すずな」「すずしろ」という7種類の野草をきざんで入れたお粥で、お正月の疲れきったおなかの調子を整える効果があるほか、一年の無病息災を願って食べられます。
福岡市中央区の福岡市植物園では、6日(火)の11時から「春の七草粥会」が行われ、入場者の先着200名には七草がゆが無料でふるまわれます。
翌日7日(水)は、同じく中央区の「福岡縣護国神社」で、春の七草を神前にお供えし、人々の厄除け・無病息災を祈る神事「福岡縣護国神社 七草祭」が行われ、参拝者の先着300人には1杯100円で、春の七草がゆが授与されます。
【豆知識】 古来の中国では、正月の1日を鶏の日、2日を犬の日、3日を豚の日、4日を羊の日、5日を牛の日、6日を馬の日とし、それぞれの日にはその動物を殺さないようにしていました。そして、7日目を人の日(人日)とし、犯罪者に対する刑罰は行わないことにしていたそうです。
▽「春の七草粥会」 日時:2015年1月6日(火) 11:00~ 場所:福岡市植物園入口広場(福岡市中央区小笹5-1-1) 料金:無料(入園料別) お問い合わせ:092-522-3210(福岡市植物園) HP:http://botanical-garden.city.fukuoka.lg.jp/
▽「福岡縣護国神社 七草祭」 日時:2015年1月7日(水) 場所:福岡縣護国神社(福岡市中央区六本松1-1-1) 料金:1杯100円(限定300杯) お問い合わせ:092-741-2555(福岡縣護国神社) HP:http://fukuoka-gokoku.jp/ |