今週の週刊九州男子は、博多人形の若手作家、永野繁大さんです。
永野さんは博多人形師の後継者発掘を目的とした博多人形師体験講座の1期生で、武吉国明さんに入門したのち独立、現在は福岡県大野城市に工房を構える若手作家です。博多人形に携わり始めて13年目の今年、伝統工芸士の試験に挑戦されたそうです。
永野さんの作品は、伝統的なモチーフから、フィギュアスケーター、福岡のアイドル「LinQ」など現代的なテーマのものまで、親しみやすく、温かみを感じさせる博多人形を制作されています。 今年3月、 初めての個展 「異色の経歴」をはかた伝統工芸館を開催。
また、12月20日から上映されるディズニー映画「ベイマックス」 の博多人形を製作し、10月に東京都内で来日会見した同映画の監督、ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ氏に手渡されました。 そして今年は、福岡女学院の創立記念日に行われるメイポールダンスをテーマにした『祝福』を発表。これからは人形を増やしてメイポールの風景を再現する大作を作りたいそうです。 今後は、テーマである制服の少女や子供、アニメキャラクターなどをモチーフにした作品に挑戦していきたいとのことです。
趣味は自転車で、高校時代の自転車通学から九大サイクリング同好会を経て、20年間乗り続けているそうです。九州大学に在籍中は日本縦断を達成したこともあったほどの自転車好きで、この日も自転車で取材場所のはかた伝統工芸館まで来られていました。 博多人形師 永野繁大さん
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