糸島市高祖の高祖神社神楽殿で、毎年春(4月26日午後1時から)と秋(10月25日午後6時から)の2回奉納される高祖神楽は、1981年に福岡県無形民俗文化財に指定されています。 長い歴史と伝統を誇るこの神楽は、今から550年程前の応仁元年、高祖城主原田筑前守種親が戦陣のつれづれに習得した「京の能神楽」を郷土に伝えたものとされています。 面を着けずに楽の音にあわせ神楽歌を唱えながら舞う舞神楽と、面を着けた神楽師が神話物語を展開させてゆく面神楽の2種11番が五穀豊穣、幼児成長を祈願し奉納されます。 演目は、神供(じんぐ)、高処(たかどころ)、笹舞(ささまい)、国平(くにうけ)、蟇目(ひきめ)、磯羅(いそら)、敷蒔(しきまき)、神相撲(かみずもう)、両剣(りょうけん)、問答(もんどう)、岩戸開き(いわとひらき)。 また、この神楽の次の担い手である地元の子供たちによる舞も披露され、糸島の代表的民俗芸能の保存顕彰に努めています。
長い歴史と伝統を誇る高祖神楽。特に秋季大祭に奉納される、かがり火に浮かび上がる幻想の舞、夜神楽は必見です。
高祖夜神楽 開催日時:2014年10月25日 開催場所:高祖神社 糸島市高祖1578
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