糸島へ行こう!【動画】<糸島へ行こう!>幕末の女流歌人を偲ぶ「野村望東尼慰霊祭」
福岡県糸島市・岐志の港から船で約16分、玄界灘に浮かぶ小さな孤島「姫島」。 幕末の女流歌人・野村望東尼が流刑となった地としても知られており、彼女の獄舎が今は御堂として祀られています。
2014年5月17日(土)、その御堂がある「野村望東尼旧跡」にて慰霊祭がおこなわれ、島内・外から多くの参列者が集まりました。
野村望東尼は、1806年に現在の福岡市中央区・赤坂に生まれた女性で、本名を「もと」といいます。 藩士・野村新三郎貞貫と結婚、夫婦で歌に親しみ、文化人としても活躍していましたが、1859年に貞貫を亡くすと受戒剃髪して「望東尼」と号しました。 夫の死後は、勤皇の志士を陰で支えるも1865年「乙丑の獄」により流罪となり姫島へ。60歳の望東尼にとって獄舎での生活は過酷なものだったでしょうが、翌年、勤皇の志士たちの手により劇的に救出されたのでした。 その後も望東尼は生涯をかけて日本の夜明けの為に尽力、1867年11月6日、波乱の人生に幕を閉じました。
福岡県糸島市・姫島ではそんな望東尼の強くやさしい心と高潔な精神を偲び、毎年5月の第3土曜日に「慰霊祭」をおこなっています。 今回は「平成26年度 野村望東尼慰霊祭」の模様を【動画】で配信します。
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