都市再開発プロジェクト「天神ビッグバン」の第1号物件、2021年9月竣工予定の19階建ての大型複合ビル「天神ビジネスセンター」の裏、解体された旧MMTビルとの間に不思議な路地があります。

路地の奥には5階建ての古いビルがあり、中華料理「新生飯店」ともつ鍋専門店「楽天地」天神本店が営業中です。

昼間１階～３階を新生飯店が、夜は２階～５階を「楽天地」が使うシェア店舗で、この形式で40年以上も続く人気店でしたが、「天神ビジネスセンター」の竣工を前に閉店することが決まったそうです。

１階の「北京料理 新生飯店」は、「閉店日はまだ決まっていませんが、決まったら張り紙をします」とのことです。

新生飯店は、1958年に創業し、1961年にこのビルへ移転。

以来、名物の「ちゃんぽん（620円）」をはじめ、懐かしい庶民の味で親しまれています。

「天神ビッグバン」のビル建替えで、周辺の店舗が次々に閉鎖されるなか、天神の中心部で最後の昭和の光景を映し出す路地裏。

もつ鍋専門店「楽天地」は天神や博多駅に新規店舗を出店していますが、中華料理「新生飯店」は完全に閉店してしまいます。

なくなってしまう前になつかしい昭和の路地裏の味を感じてみてください。

＜北京料理 新生飯店＞

所在地：福岡市中央区天神1-10-14

営業時間：11：30～17：00

材料なくなり次第終了

定休日：日曜日

TEL：092-741-4966

▽2年前、2019年春の通路入り口