学ぶ【動画】福岡大空襲「6・19大名はあの日」 大名小学校の最後の平和学習@エンジョイスペース大名
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6月11日、福岡市中央区大名・エンジョイスペース大名で、来年廃校となる大名小学校の児童を対象に平和学習が行われました。
いまから68年前、1945年(昭和20年)6月19日、福岡市中心部はアメリカのB-29爆撃機から空襲を受け約6万5千人の人が焼け出され、死者と行方不明者は合わせて1146人にのぼりました。 この福岡大空襲を経験した大名小学校の卒業生など、大空襲の生き証人のお年寄りたちが当時の経験談を語り、児童たちの質問に答えました。
会場となったエンジョイスペース大名は、明治8年(1875年)築の建物で、福岡大空襲の際は近所の人たちがバケツリレーで水を運んで火を食い止めたという場所。 「大名の人たちに守られた建物で、子供たちが平和の大切さと命の尊さを学ぶことに意義があります」という持ち主の緒方徳重さん。PTAと近隣住民による協力で昨年に続き2回目の開催となりました。
大名小学校は福岡市内では最古の小学校のうちの一つで平成25年度は140周年を迎えます。 平成26年3月には,舞鶴小・簀子小・舞鶴中との学校統合にともない閉校され、施設一体型の小中連携教育校として新たに生まれ変わります。 大名小学校の最後の平和学習は、福岡大空襲の悲惨な歴史を知るお年寄りたちと、未来の歴史を担う子供たちとのふれあいの場でもありました。
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