中小企業・小規模事業者のための経営相談所「よろず支援拠点」が30日、福岡市博多区吉塚の福岡県中小企業振興センターに開設されました。

全国に３８５万社といわれる中小企業。なかでも、その９割を占める小規模事業者は、地域の経済や雇用を支える極めて重要な存在です。

そこで経済産業省は、平成２６年度から中小企業・小規模事業者が抱える様々な経営相談に対応するため、

各都道府県に１か所ずつ「よろず支援拠点」を整備することになりました。

６月２日にはすでに４０拠点開設されていて、残りの７拠点も本日３０日に開設されることになり、福岡市の同センターでは、看板かけが行われました。

「よろず支援拠点」が行う主な業務は、

①解決が困難な経営相談に応じる「総合的・先進的アドバイス」

②事業者の課題に応じて、複数の支援機関・専門家がチームを組んで支援する「チームの編成を通じた支援」

③地域の支援機関とのネットワークを活用して、経営課題に応じて的確な支援機関などを紹介する「ワンストップサービス」

という三本柱となっています。

相談体制としては、マーケティング・デザインプロデューサー、

また、中小企業診断士の資格を有する専門家など５名のコーディネーターが企業の幅広い相談内容に対応する形となっています。

今後よろず支援拠点が、中小企業・小規模事業者の相談に広く応じることで、経営課題を分析し、

課題解決に最適な手法を選択して中小企業の支援を行っていくことになります。

http://www.joho-fukuoka.or.jp/new/center/