イベントいよいよ博多に夏、到来!博多祇園山笠始まる!!~飾り山笠編~

Posted:2015年07月01日

『博多祇園山笠』は、毎年7月1日から15日にかけて福岡市内(主に博多エリア)で開催される700年以上の伝統を持つお祭りです。

櫛田神社にまつられる素戔嗚尊に対して奉納される祇園祭のひとつで、正式には「櫛田神社祇園例大祭」といいます。

 

期間中は様々な行事が開催されますが、今回は街中で見て祭りの雰囲気を感じることができる“飾り山笠”についてまとめました。

 

飾り山笠は、福博の街全14ヶ所で公開され、櫛田神社に向いた面を「表」、その裏側を「見送り」と呼びます。

博多人形師によって豪華絢爛な博多人形が飾られ、「表」には武者者、「見送り」には童話やテレビアニメなど子供向けのものが題材になることが多く、人形師と設置場所団体との打合せによって決められています。

例外として、九番山笠 福岡ドームの飾り山笠は「表」が福岡ソフトバンクホークス関連で「見送り」が武者者となることがあり、例年ホークスのマスコットキャラクターやその年の旬の選手を題材にした人形が飾られています。

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△昨年の福岡ドームの飾り山笠「表」

今年の飾り山笠の標題一覧はこちら

飾り山笠は外に飾られる場合は風雨から守るため山小屋が作られ側面の飾り付けは行われないが、屋内に展示される場合は山小屋が作られず、四方ともに飾り付けられます。

飾りには伝統的な決まりがあり、飾りは下から頂上まで「道」「橋」「水」などで繫がないといけない・山の番号が奇数の山は勇壮な飾り付けの「差し山」、偶数は優美な飾り付けの「堂山」にする・・・などという決まりにしたがって飾られています。

 

7月1日に行われる山笠に神を招き入れる神事「ご神入れ」が済むと、山笠は7月15日午前0時まで一般公開され、お祭りらしい雰囲気が福博の街に漂います。

(ご神入れは櫛田神社の神官が各山笠を巡って催行するため、飾り山笠の公開開始時刻は場所によって異なります。)

 

高さ10メートルを超える優雅な飾り山笠は芸術作品としても見ごたえ十分です。

 

以前は飾り山笠をそのまま舁いていましたが、明治時代に電気が普及し電線が敷設されたため、現在の「舁き山笠」と「飾り山笠」に分けられました。

現在は上川端通の飾り山笠のみが「走る飾り山笠」として追い山ならしや追い山で櫛田入りを奉納しています。

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 走る飾り山笠の様子

博多祇園山笠公式サイトはこちら

 

 

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