イベント山笠(ヤマ)を知る!vol.⑤~ソラリア・新天町編~【博多祇園山笠】
山笠(ヤマ)を知る!vol.⑤~東流・中洲流編~【博多祇園山笠】
今年で775年目となる福岡市の夏の風物詩「博多祇園山笠」 その「飾り山」や、男衆が担ぐ山車「舁き山」を紹介するコーナー、題して「山笠(ヤマ)を知る!」。
5回目は「十四番山笠・ソラリア」と「十五番山笠・新天町」を紹介します。
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<十四番山笠・ソラリア 飾り山 【表】> 【標 題】賤ヶ岳之大決戦 【人形師】置鮎正弘氏 天正10年6月27日山崎合戦の後、 本能寺の変で明智光秀によって倒された織田信長の後継者を決めるため、 信長の重臣たちが尾張清州城に集まり、清州会議が行われました。 羽柴秀吉は集まった家臣団の中でも優位に立ち、 信長の嫡孫三法師(秀信)を後継者と決めましたが、 信長の三男信孝を後援していた柴田勝家との間でしこりが残った事により 天正11年4月20日、21日に賤ヶ岳合戦が起こります。 秀吉はこの賤ヶ岳合戦に勝利し天下統一の道を確実なものにし、地位を不動のものとしました。 飾り山は賤ヶ岳における加藤清正、山路将監の組討ちを表現しています。
<十四番山笠・ソラリア 飾り山【見送り】> 【標 題】大宰府花咲筑紫万葉 【人形師】小嶋慎二氏 天平二(730)年正月十三日に太宰の師大伴旅人邸にて 梅の花を題材にした歌会「梅花の宴」が催されました。 太宰府の官人たち、また筑前守山上憶良をはじめ、 管内九国三島のうちから国司たちが集いました。 題材となった梅は中国原産の花です。
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<十五番山笠・新天町 飾り山 【表】> 【標 題】朱槍一竿傾而候 【人形師】亀田均氏 時代小説好きなら海音寺潮五郎の『戦国風流武士』や、 隆慶一郎の『一夢庵風流記』でおなじみの戦国時代の武将・前田慶次(慶次郎)。 合戦となれば名馬・松風にまたがり、朱色の大槍で敵方を屠る一方、 和歌や茶の湯などもたしなみ、しかも豊臣秀吉も一目おいた傾きぶりであったといわれています。
<十五番山笠・新天町 飾り山【見送り】> 【標 題】サザエさん 【人形師】亀田均氏 アニメの原作であるマンガ『サザエさん』は、 昭和21年に九州の『夕刊フクニチ』という新聞に連載されたのが始まりで、 昭和44(1969)年10月5日、フジテレビで第1回が放送されてから、 45年続いている日本で最も長く続く長寿アニメです。 この『サザエさん』は、非常に福岡にゆかりのある作品であり、 作者である長谷川町子先生が構想を練ったとされるのが百道浜であることから、 西新と百道浜をつなぐ道は『サザエさん通り』と呼ばれていますよ。
◇博多祇園山笠公式サイト◇ http://www.hakatayamakasa.com/index.php
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