TUTAYA BOOK STORE TENJIN（福岡市中央区今泉）の3階にあるスタートアップカフェで3月13日（金）、起業家によるソーシャルビジネスセミナーが開催されました。


スタートアップカフェは、スタートアップ（起業・創業）の裾野を広げるため「スタートアップしたい方」や「スタートアップを応援したい方」などが気軽に集まって交流できる場として、福岡市が2014年10月に開設。主に起業・創業に必要な情報提供・相談・交流、ワンストップ開業窓口、人材確保支援などの機能を持ちながら、定期的にビジネスに関するセミナーや講演会などが開催されています。


今回のビジネスセミナーは三部構成。第一部では情報誌「Pen」社会起業家を紹介する記事を企画・執筆する一般社団法人アショカ・ジャパン代表理事であり写真家の渡邊奈々氏が登壇。彼女が執筆した記事を読んで社会起業家を目指す人が増えるという現象が起きている中、自身の活動の状況を話しました。


第二部ではアジアで活躍するEDAYA代表の山下彩香氏と、輝く女性起業家動画にも登場しているTree of one代表の永山佳代氏、株式会社Girls,bo Ambitious代表取締役の山田麻樹氏の3名によるトークセッションが行われ、それぞれが起業したきっかけやビジネスが軌道にのるまでの経緯などを質疑応答を交えて話していました。

■EDAYA代表　山下彩香氏

■Tree of One代表　永山佳代氏

■株式会社Girls,bo Ambitious代表取締役　山田麻樹氏

第三部では久留米大学国際支援サークル「Worcal」のメンバーが登壇。Worcalは、ペットボトルのふたをリサイクルすることで途上国へサプリメントを送る活動を展開していて、この日は、その活動報告が行われました。


参加者は起業を考えている人や起業したばかりの経営者、就職活動をはじめた学生などが20名ほど集まり、熱心にメモをとったり
質問したりするなど、参加者にとっては有意義なセミナーとなったようでした。

【登壇者プロフィール】
●渡邊奈々氏
一般社団法人アショカ・ジャパン代表理事・写真家。
生き方・働き方の新しい選択肢として「社会起業家」に注目し、2000年に情報誌「Pen」で、世界遺産の社会起業家を紹介する記事を企画執筆。
2008年より米ワシントンのアショカHQに日本での立ち上げを打診し、2011年の発足に導いた。


●山下彩香氏
EDAYA代表。大学卒業後、在学中の研究地でもあったフィリピンの田舎に現地法人を設立し、現地の人々とともにステートメント・ジュエリーブランドEDAYAを展開している。


●永山佳代氏
Tree of One代表。2013年6月に「出産、妊娠（不妊）、子育て、ワーク・ライフ・バランス」をテーマとする“私らしく生きるためのライフブック”「La・cigogne（ラ・シゴーニュ）」を創刊。


●山田麻樹氏
株式会社Girls,be Ambitious代表取締役。機械部品商社の国際物流チーム、JICA青年海外協力隊を経て創業。フィリピンでオーガニック産品に出会い、環境問題、貧困問題の改善にもつながるフェアトレードビジネスを立ち上げた。