梨の出荷が始まり、スーパーや百貨店の青果売り場でもちらほら見かけるようになりました。

梨は日本各地で広く栽培が行われており、関東地区周辺が高い収穫量を誇っているのですが、九州でもたくさんの美味しい梨が全国に出荷されているんですよ♪

九州の主な生産地は、

福岡県―　朝倉市・筑後市・八女市・うきは市

佐賀県―　伊万里市

熊本県―　荒尾市

大分県―　日田市

鹿児島県―　霧島市

などなど、店頭の生産地表示で見覚えがある地名が多いはず。

もちろん、挙げた地域以外でも生産されていますよ！

今の時期から出荷されているのは幸水（こうすい）という品種で、酸味が少なく糖度が高いのが特徴です。出荷の時期は短いものの、夏の盛りに出回るため、とても人気があります。

8月下旬からは、程よい酸味のある豊水（ほうすい）、9月になると秋月・新高、10月以降は新興・愛宕…と、様々な品種がわたしたちの味覚を刺激してくれます。

旬の品種の特徴も知っておけば、より美味しく食べられるかもしれませんね♪

そして大事なのが美味しい梨の選び方。

スーパーや百貨店でズラリと並んでいるのを見て、「どれを選んだらいいのか…」と困ってしまった方も多いはず。

また、梨狩りに行って、「個数制限があるから、少しでも美味しいものを選んで食べたい！」という方もいらっしゃるのでは？？

ぜひ、以下の方法で選んでみてください。

・お尻の部分がふっくらしているもの

梨は、枝側よりもお尻の部分（果頂部）が甘いと言われています。

穴の部分が張っており、お尻がふっくらしているものがよいそうです。

なので、高さがあるものよりも横に張りがあるものを選んでみるとよいかもしれません。

・手に持ってみてずっしり重いもの

これはどの果物でもよく言われることですが、梨は特に水分が多い果物なので、ずっしり重い方がジューシーです。

・表面の点々の間隔が広いもの

梨の表面の点は水分が蒸発するための穴なので、点々の間隔が狭いと水分が抜けてスカスカになりやすいのだとか。

ちなみに、この表面のザラザラがきめ細かい方が美味しいそうです。

さらに、梨には様々な薬効があるのをご存知でしたか？

いちばん有名なのは解熱作用。

梨に含まれるソルビトールが咳を止め、熱を和らげてくれます。

そして、アミノ酸のひとつ・アスパラギン酸が多く含まれることから、この時期にはありがたい夏バテ防止・疲労回復の作用も。

また、肝臓を保護し、消化促進もしてくれるので二日酔いにもお勧めですよ♪

九州の美味しい梨で、この夏を元気に乗りきりましょう☆