古くから朝鮮半島や中国大陸との交流の窓口として繁栄してきた糸島地方。

中国の歴史書『魏志倭人伝』に登場する『伊都国』は、この地にあったと考えられます。ここには、それを裏付ける多数の遺跡からの出土品が展示され、特に「平原王墓（ひらばるおうぼ）」からの宝物は、出土品のすべてが国宝に認定されていて、必見です。当時の最高技術を駆使したガラスやメノウで作られた装身具。発掘された40枚という数もさることながら、大きさが世界一と称される銅鏡（内行花文鏡）は圧巻です。

旧館では、古墳時代から近世までの歴史や文化財、明治・大正・昭和時代の糸島の暮らしをテーマ別に展示。こちらは年配の方から『懐かしい』と好評で、みなさん品々にまつわる思い出話に花を咲かせるそうです。

また、360度糸島平野を見渡せる4階の展望スペースも人気です。

実物を目の前に、未だ解明されていない悠久のロマン・太古の息づかいを感じ、想像する。そんな時間を過ごせる場所です。

所在地／糸島市井原916番地

電　話／092-322-7083

開館時間／9時～17時（入館は16時30分まで）

休館日／毎週月曜日（月曜日が祝日の場合は開館し、翌平日が休館日）、12月29日～1月3日

入館料／一般210円／高校生100円／小中学生・65歳以上無料

※特別展開催中は料金が変更となる場合があります。

駐車場／50台（無料）

ＵＲＬ／http://www.city.itoshima.lg.jp/soshiki/33/hakubutsukan.html