金属の上に鉱物でできた釉薬(ゆうやく)を乗せて焼き上げる七宝焼。 伝統工芸である七宝焼と現代アートを融合させた佐々木真澄さんの作品展が、福岡三越で開かれています。
佐々木真澄さんは七宝をベースにシルバー彫金、シルバージュエリーの独創的な構成で作品を制作しており、大作から彫金を使った小作品、モダンなジュエリーなどを発表しています。 会場には作家の象徴的なテーマである「静寂」や「旅」をテーマにした渡り鳥が旅するモチーフの作品群をはじめ、桜島や熱帯魚を描いた七宝焼による絵画、彫金を使ったジュエリー作品などが展示されています。 その世界は不思議な詩情にあふれ、工芸の領域を飛び越えて見る人に懐かしさや安らぎなどの感動を呼び起こします。
佐々木真澄「七宝・彫金」展
2014年2月24日(月)まで(最終日は5時閉場) 会場:福岡三越9階・岩田屋三越美術画廊
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