学ぶ山笠(ヤマ)を知る⑦! 「舁き山」の1番山笠から4番山笠まで
今年で771年目となる福岡市の夏の風物詩「博多祇園山笠」。 その「飾り山」や、男衆が担ぐ山車「舁き山」を紹介するコーナー、題して「山笠(ヤマ)を知る!」。 その第7回目は、「舁き山」の1番山笠から4番山笠までを紹介します。 <1番山笠・千代流「舁き山」表> 【標 題】天翔覇王夢(あまかけるはおうのゆめ) 【人形師】川﨑修一 氏 戦国の世に覇を唱えた「織田信長」を題材としています。 <2番山笠・恵比須流「舁き山」表> 【標 題】琴瑟相和調(きんしつあいわしてととのう) 【人形師】亀田 均 氏 琴と瑟(大型の琴)の音が調和するように、福徳円満、商売繁盛を願い夫婦恵比須を題材としています。 <3番山笠・土居流「舁き山」表> 【標 題】清正公武勲(せいしょうこうのぶくん) 【人形師】中村信喬 氏 富国安民の国づくり政策を行なった初代熊本藩主「加藤清正」を題材としています。 <4番山笠・大黒流「舁き山」表> 【標 題】余香馥郁大楠恩(よこうふくいくたりだいなんのおん) 【人形師】宗田智幸 氏 鎌倉時代、博多の町の発展に大きな役割を果たした謝国明(大楠様)を題材としています。 余香は残り香、馥郁は豊かに香るさま。良いお香や花は、その漂っている香りに貴賓が感じられる。人もまた同じ、その人柄か、人徳か、良い評判や影響がどこからともなく香ってくる。 |